ネットバンキングのセキュリティ対策
日本年金機構の年金情報流出がニュースを賑わせています。怪しい添付ファイルを開封しウイルスに感染。これは公的なデータを扱う機関が決してやってはいけないことで、まさにお粗末。危機感のない体質社保庁時代からまったく変わっていなかったという悲しい実態が露呈されました。
ネットバンクでは偽メールでパスワードを入力させることにより、不正送金が急増しています。利用者側からはネットバンキングは便利です。窓口、ATMまでいかなくても振込ができる、手数料も店舗、ATMより安いなど、もっぱらネットバンキングを使っています。
ネットバンキングでの振込は暗証番号と利用者カードにある乱数表によって行うのが一般的でした。でも最近はワンタイムパスワードでの管理が増えています。ソニー銀行はかなり前から導入していましたが、メガバンクの三菱東京UFJもワンタイムパスワードを導入しています。
申込みは無料なので、ちょっと前にワンタイムカードをもらいました。色合いが可愛いカードです。昨日、振り込むことがあったの、使いましたが、いとも簡単に完了。
ワンタイムパスワードは、もう10年以上も前、会社で使い始めていました。出張などでパソコンを社外に持ち出したとき、外部から社内ネットワークへ入るとき、ワンタイムパスワードでセキュリティ管理をしていました。当時は、明らかに外国製と思えるパスワードを表示する端末(トークンというらしい)を持たされていました。
最近になってワンタイムパスワードを導入し始めた銀行は、セキュリティ対策としはかなり遅れているのかもしれません。どこからでも個人情報が流出してしまう可能性があるなんとも恐ろしい時代です。
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