縮む家計費
昨日の日経新聞になかなか衝撃的な記事がありました。題して「お父さん一人負け」です。テーマは2000年以降の家計費。総務省の「家計調査」によると、世帯の平均年収は2000年と2014年を比べると消費支出が380.8万円から349.4万円と31.4万円も減っています。その内訳はお母さんが3.5ポイントアップしているのにくらべ、お父さんは5.2ポイントマイナス。記事では「使い道を明らかにせず自由に使えるおこずかいが半減したことが主な要因」と分析しています。
記事には新生銀行調べによるサラリーマンの平均月こづかい額のデータもあり、これによると2000年には5万9726円だったのが、2014年には3万9572円。3割以上も減っているという悲しい事実です。
日経電子版には詳しいデータがあり、全国の2人以上世帯の平均年収は2002年:683万円→2014年:614万円と1割減っています。一方貯蓄は1688万円→1798万円と増えています。
その結果「使えるお金が減ったしわ寄せが主に父親に向かっている格好」というのが記事の分析。
景気が良くなっているとの報道も目立ちますが、今年はお父さんのこづかい増額はあるのでしょうか。
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