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2015/05/01

物価目標達成の疑問

 今日の日経新聞朝刊一面トップは「物価2%達成、後ずれ」との見出しで、日銀が物価上昇2%の達成を後ろへずらしたことを発表した報道(ちなみに後ずれという言葉、一般的なんですか)。消費者物価指数(CPI)2%の達成時期を<15年度を中心とする期間>→<16年度前半ごろ>と訂正しました。この変更はどれほどインパクトがあるのでしょう。
 もともとの「15年度を中心とする期間」という表現はすごく曖昧です。15年度内とするのが普通の解釈ですが、翌年16年度の前半も15年度を中心とする期間に含まれる、と捉える人もいるでしょう。
 日銀黒田総裁は
「物価の基調は着実に改善している」
 と目標の達成に自信を持っています。
 日経新聞も社説で達成へ強気の論調です。
「日本経済は今度こそ物価が持続的に下落するデフレから脱却できる公算が大きい。日銀が公表した経済・物価情勢の展望(展望リポート)は、そんな自信を示す内容となった」(日経新聞 5月1日社説)
 物価指数は金融政策でコントロールできるものなのか。ホントにみんな思っているのでしょうか。2%達成に懐疑的な市場関係者も少なくないようです。朝日新聞は物価上昇率2%の16年度前半頃での達成についてみずほ証券の上野泰也氏の
「九回裏逆転満塁ホームランを狙うかのような強気の見方だ」 
 というコメントを掲載しています。
 あと1年半で、物価が上昇して景気が良くなるのか。黒田さんが嘘つきにならないことを祈ります。

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