八戸市が直営書店を開設へ
街の本屋は減っています。2001年には全国で2万軒以上ありましたが、2013年には1万4千軒になっているというデータがあります。特に地方都市では書店が減っています。ショッピングセンターには書店はありますが、品揃えがどこも同様で、専門書は手に入りにくいのが実態です。
そんな状況の中、青森県の八戸市は新たな取り組みをしようとしています。
「八戸市は21日、自然科学やアートなどの本のセレクトショップ「(仮称)八戸ブックセンター」を、来年夏にも市中心部に開設すると発表した。良書との出合いの場を提供して、文化度の高いまちを目指す」(5月22日 河北新報 on line news)
このブックセンターは市が直接運営するということです。
「市内の書店と競合しない専門書などを中心に8000~1万冊を販売。提案型の陳列を取り入れ、カフェ併設の閲覧スペースを設ける」
と意欲的。
八戸市の小林真市長は「本のまち八戸」を目標に掲げていて、ブックセンター開設もその一環。小林市長は開設の理由を
「図書館では最新の良書と出合う機能を満たせない。売れ筋でない質の高い本を公共サービスとして提供し、偶然出合った本で人生が変わるような場にしたい」
と説明しています。
八戸市の挑戦的な取り組みです。期待します。
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