距離が足りなかった横浜マラソン
なんとも間抜けなミスだな。3月に始めて開催された横浜マラソンが規定より186メートル足りず、陸連の公認コースとして認められなかったというニュースをきいて、そう思いました。短かったのは、
「大会前に距離を測定する際、フルマラソンのコースの一部に含まれる首都高速湾岸線や10キロの一般道を通行規制できず、正確に測れなかったことが主な原因という」(2015年4月7日 朝日新聞デジタル版)
とのこと。
この記事を読んで、横浜マラソンは首都高を走るコースなんだとはじめて知りました。なぜ、首都高を走るコースにしたんだろう。目新しさを求めたのか。首都高を通行止めにすることはかなりの英断です。
マラソン大会のコース距離はどのように測るのか。ちょっと古い記事ですが、日経新聞に京都マラソンの距離計測についての記事がありました。
「スポーツタイプの自転車の前輪に距離計測用のカウンターを付け、コースの路側から30センチ離れた場所を走る。陸連の検定員や市の担当者など十数人が宿舎を出たのは交通量の少ない深夜2時ごろ。道路交通法を守りながら最短ルートを調べ、曲線で車線の右側を走る場所では、車が通行していないときに測る」(2013年3月10日 日経デジタル版より)
と自転車での計測が一般的といいます。横浜マラソンでは高速道路では事前に計測することは出来ない、という認識がなかったのでしょうか。
距離が短かったから、参加ランナーたちはタイムが少しだけ良くなり、いいこと。でも陸連の公認記録にはならないので、困った人たちもいるはず。ちょっと残念なニュースです。
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