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2015/01/31

年金額はどのようにして決まるのか

 来年度の年金額がマスメディアで報道されています。今回、初めて「マクロ経済スライド」なる制度が適用されることもあり、昨日の朝日新聞夕刊一面にも掲載されています。そもそもマクロ経済スライドとは何なのか。日経新聞の解説を引用すると、
「年金を受け取る高齢者が増え、現役世代の負担が増している。年金支給額を減らし、世代間の負担を調整する仕組みをマクロ経済スライドと呼ぶ。現役世代の数と年金を受け取る高齢者の数などから減額率を決める。2015年度は0.9%で、だいたい1%前後だ。現役世代が少なくなれば調整率が大きくなる」(1月30日夕刊)
 ちょっと難しいです。朝日新聞にはこう解説されています。
「マクロ経済スライドは、急速な少子高齢化のなかで年金制度を維持するための仕組みだ。いまの制度は、現役世代が支払ったお金(保険料)を、その時の高齢者の年金に回す『仕送り方式』だ。保険料を払う現役世代が減り、年金をもらう高齢者が増え続ければ、財政はパンクする」
 要は年金を受給する人が増える見込みなので、財政がパンクしないように年金額を抑えるということです。
そもそも年金額はどのようにして決められるのか。年金額は物価上昇率と賃金上昇率を比べ、低い方を適用します。昨年度は価上昇率が総合指数ベースで2.7%、賃金上昇率は2.3%となったので、年金は本来2.3%増が基本。それがマクロ経済スライドの発動と過去のもらいすぎ調整のため、0.9%増にとどまります。
物価上昇率より年金増額が低いので実質目減りと言われていますが、それでも増額されるだけで充分ではないでしょうか。現在の年金受給世代は「14年時点で65歳の高齢者の年金受取額は、現役世代の収入の62.7%」に対し「30歳の場合は年金を受け取れるようになっても現役世代の収入の50.6%しかもらえない見込み」(日経1月31日朝刊)です。
何故、このような世代間格差が生じてしまうのか。年金制度は抜本的に改革が必要です。

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