堀北真希と江戸切子
東京メトロで通勤していると、ホームのディスプレイに東京メトロのCMが流れます。東京メトロの宣伝をされてもなあ、と思いながらも堀北真希ちゃんが登場する映像は思わず見入ります(笑)。季節に合わせCMは制作されていて、昨年の秋には「読書の秋」にからめてか、神田古本屋街で本を探す堀北真希編でした。
そして今流されているのは「東京の発見」篇。海外の友人を東京案内するストーリー。清澄白河にある相撲部屋で朝稽古見学、そして錦糸町にある江戸切子の創作体験ができる店へいくという内容。
東京の発見が相撲の朝稽古と江戸切子というわけです。相撲はともかく江戸切子はなぜ? もちろん江戸切子は東京の伝統工芸として誇るべきものです。東京の発見というテーマに沿ったものかもしれませんが、一般の人には馴染みがないものかもしれません。それとも、今江戸切子が注目されているのかな。
7、8年前、武蔵美の課題作成のため、江戸切子の職人さんに取材をしました(当時切子組合の理事長をされている方でした)。インタビューは作品制作のことが中心でしたが、後継者のことなどにも話が及びました。その職人さんは、最後に「(江戸切子は)もう駄目だね)」とおっしゃっていたのを覚えています。
このCMをきっかけに江戸切子に興味を持つ人が増えるといいのですが。そんなことを思いながら、通勤の朝、堀北真希の映像をみています。
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