丸の内でアート
東京で美術館巡りと言えば先ず思い浮かぶのが上野。それでは丸の内は? アートのイメージは薄い感じですが、実はなかなかの穴場らしい。
一昨日、<三菱商事アート・ゲート・プログラム>関連イベントのアートトークセミナー「丸の内でアートを楽しむには」を拝聴してきました。お話しになったのは三菱一号館美術館学芸員の野口 玲一氏。興味深い話を聞くことができました。
内容は三菱一号館美術館だけの活動にとどまらず、丸の内オフィス街で主に三菱地所が展開している街とアートを有機的に結びつける活動に及びました。
まず、丸の内仲通りにアートを設置する「丸の内ストリートギャラリー」。すでに9点の作品が置かれ、草間彌生の作品もあるなんて知りませんでした。
また障害を持つ子供のアート活動を支援する「キラキラっとアートコンクール」、美術系大学の卒業制作から優秀作品を選ぶ「アートアワードトーキョー丸の内」も初めて知った活動です。
そして三菱一号館美術館。このミュージアムは開館前に見る機会があり、それ以来何回か訪れていますが、建物と展示作品が一体となった独自の魅力を持っています。野口氏のお話しで特に驚いたのは、この美術館は三菱の直営だということです。企業美術館の多くは(大半?)は財団が運営するという形態です。三菱地所の直営という点に、この企業の覚悟を感じます。
丸の内のアート、その魅力と活動パワーは高いです。これからの発展も期待できそうです。
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