オシャレな古書店
新刊書店がかなり厳しい状況に置かれているのは間違いありませんが、その一方で古書店はしぶとく生き残っています。受講していた「続・いつか自分だけの本屋を持つのもいい」講座には若くて元気のいい古書店主が登壇して、古本屋の可能性について語ってくれました。
地元にも古書店はいくつもあり、ブックオフに負けずに営業しています。ひょっとして古書店は儲かる商売なのか、と疑っています(笑)通勤で使っている東京・東横線沿線にも古書店があります。沿線ではオシャレな街と人気の中目黒にも古書店「COW BOOKS」が有名らしい。昨日、いってきました。
中目黒の駅から徒歩7、8分歩いた目黒川沿いにあります。ガラス張りオシャレな店舗です。店内のスペースは10坪足らず。壁にそって書棚があり、真ん中にはテーブルがあります。古書店のイメージとはかなり違う綺麗なスペースです。
新刊書店のような店舗ですが、書棚に並んでいるのはすべて古書。ジャンルは文芸、エッセー、カルチャーなど文化系が中心で、かなり選りすぐった書籍です。例えば小林信彦の本が何冊かありましたが、その存在をしらないものが何冊かありました(ウィキペディアにも記載がないものです)。買いたくなりましたが、定価よりも高い売価が設定されています。
ブックオフの勃興以降、古書は安いものという先入観が植え付けられてしまいましたが、実は価値のある古書は高額です。「COW BOOKS」はオシャレな佇まいとは裏腹に、昔ながらの古書店として商売をしています。古本と古書は違うもの。そんなことを気付かせてくれた「COW BOOKS」でした。
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