NISA拡大はいいことだが
先週の日経平均は1万5500円を前に一進一退の状況でしたが、投資家は増えつつあるようです。昨日の日経新聞によれば
「野村証券など主要証券10社で、開始6カ月間に口座を開いて実際に株式や投資信託などを買った投資家が105万人にのぼったことが24日、日本経済新聞の調べで分かった」
とのこと。投資を促進させるいつもの日経新聞の記事ですが、この105万人という数字が本当なら、NISAは一定の成果を出していると言えます。
一方、朝日新聞は
「菅義偉官房長官は24日夕の会見で、少額投資非課税制度(NISA)について『対象者の拡充などを前向きに検討したい』と述べた」
と伝えています。
ここでいう対象者の拡充とは、現行の20歳以上となっているものを、未成年まで引き下げることを意図しています。
NISA が手本としたイギリスで未成年まで対象にしていることから検討されているようですが、日本ではどうでしょう。わが国ではお金に関する教育がほとんど行われていないと指摘されます。未成年がNISAで投資をするためには保護者の同意が求められるのは当然ですが、金融商品について教育が行われることも必須です。
NISA の行く先は、課題も少なくなさそうです。
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