栃木市の蔵の街美術館
栃木県の栃木市は人口16万人ほどの市(栃木市という名前ながら県庁所在地ではありません)。ここにとちぎ蔵の街美術館という小さなミュージアムがあります。栃木市は蔵造りの町並みが残され、観光地として人気がある街です。
とちぎ蔵の街美術館も約200年前に建てられた土蔵3棟を改修し、平成15年に開館した栃木市立の美術館です。地元ゆかりの作家の作品を所蔵し、公開しています。
ウエブサイトには清水登之、喜多川歌麿、飯塚琅玗斎、橋本邦助といった作家の名前があります。美術史に詳しくない私にとっては存じ上げない作家が多いです。その中で高名な喜多川歌麿は栃木市とどんなゆかりがあったのかな。また奄美大島で暮らしながら創作活動を行った田中一村は栃木市の生まれで、田中の撮影した写真などを所蔵しています。
現在は、「栃木市の美術と工芸」展が開催されています。蔵を改修した展示室は天井が低いですが、鑑賞には快適なスペース。派手さはありませんが、良質なミュージアムだと感じました。企画展も予定されています。機会を作って再訪したいと思います。
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