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2014/06/18

恐るべき年金改革案

 昨日の日経朝刊の一面に見過ごせない記事が掲載されていました。タイトルに曰く
「年金、来年度から給付抑制 厚労省、物価下落でも減額」
とあります。
これはどうことをいっているのでしょうか。
年金の受給額(いくらもらえるか)は年度ごとに前年度の物価指数をもとに決められます。物価が上がれば年金の受給額は増えるわけです。しかし「マクロ経済スライド」(難しい用語ですね)という制度があって、物価が上がったぶんだけは年金受給額はあがりません。例えば物価が1.2%上昇しても0.9%さっぴかれて、年金0.3%しか上がらないという制度です。
このマクロ経済スライドを更に改悪する案が浮上しているというのが日経の報道です。
「厚生労働省は公的年金の給付水準を物価動向にかかわらず毎年度抑制する仕組みを2015年度に導入する方針だ」
とあります。マクロ経済スライドは物価が下がったときは発動しないというルールがあります。しかし、厚労省が検討しているのは物価が上がろうと下がろうと、年金受給額を下げるアイディアです。
「今後は物価や賃金の動向に関係なく、名目で減額になる場合でも毎年度0.9%分を削減する方針だ」
日経の報道によれば、15年度から導入するそうです。物価から0.9%マイナスということですから、物価の上昇分を年金ではカバーできず、赤字になるということです。恐ろしい案です。今のところ、日経新聞でしか報じていませんが、麻生太郎副総理は「 検討しているのは事実」と認めています。
まだまだもらえない年金ですが、将来は明るくなさそうです。

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