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2014/05/27

配偶者控除を家族控除にする案

 先週、日経新聞で『配偶者控除を「家族控除」に』と題された記事があり、政府・与党内で配偶者控除の見直し案を検討するなかで、いわゆる家族控除をつくることが検討されていると書かれていました。曰く「夫婦それぞれが基礎控除(38万円)を持ち、働く妻の年収にかかわらず控除額は合算され、一律76万円になる仕組みだ」とのこと。
 この記事を何回か読み直したのですが、検討されている案がよく理解できませんでした。CFPなのに(笑)。その翌日の朝日新聞にもこの案のことを取り上げていて、この記事を読んでやっと理解しました。
 働いて収入がある人なら誰でも38万円の基礎控除が使えます。奥さんがパートしていても使えます。また給与所得控除もあります。これは最低65万。たとえば年収103万円だと、ここから基礎控除38万円と給与所得控除65万円をひくと所得額はゼロ。これが103万円の壁です。
 夫婦だと、それぞれ38万円の基礎控除をもっています。また103万円に壁を越えない配偶者(主に妻)がいると、相方(主に夫)には配偶者控除38万円が与えられます。この基礎控除38万円×2と配偶者控除38万円=114万円を「家族控除」とするのが、検討されている案です。
 しかし、どうやって適用するのか。もし夫が114万円の控除を使ってしまったら、妻は控除はなしです。でも、所得税の申告は夫婦単位で行わず、個人で行うものです。どうやって家族控除の適用をチェックするのかという疑問がわくのは当然のこと。運用面まで考えると、すんなり導入されるとも思えません。
 配偶者控除を受けている人は1500万人とか。すんなりと新しい制度に移行できるとも思えません。どのような結論がでるのか。ちょっと楽しみです。

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