伊東豊雄さんの国立競技場案
東京オリンピックまであと6年余り。大会のメイン会場である国立競技場の建築案が揺れています。昨日報じられたニューズにはちょっと驚きました。世界的な建築家である伊東豊雄さんが競技場を新築するのではなく、現競技場を改修する案を発表しました。
国立競技場は昨年デザインコンペでイギリス在住の建築家ザハ・ハディッド案が選ばれています。この案に対して昨年来建築コスト、維持費がかかり過ぎると批判がでていました。デザインコンペは建築家・安藤忠雄が審査委員長をつとめ、最終候補11作品には伊東豊雄さん、SANAA、槙文彦さんといった日本の建築家も残りました。しかし、最終的にはザハ・ハディッドのデザインが選ばれたのです。
コンペで結果がでた案に対して、敢えて改修案を提示した伊藤さんの真意はどこにあるのか。負けたのに異議申し立てをする意図は何なのか。何か深い思いがあるのでしょう。
コンペの結果が覆ることはないと思いますが、新国立競技場の基本設計は遅れそうです。あと6年で、ホントにできるのか。すごく心配です。
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