« GDPと企業業績と株価 | トップページ | なか卯の存在感 »

2014/05/17

佐藤時啓 光―呼吸

 恵比寿の東京都写真美術館で開催されている「佐藤時啓 光―呼吸 そこにいる、そこにいない」をレセプションでみてきました。彫刻家から写真家に転じたアーティストで、東京藝術大学教授の佐藤時啓。初めて作品を拝見しました。
「光―呼吸」はモノクロで、風景の中に点のように光がいくつも灯っている不思議な作品。どんな方法でこの写真ができるのか。写真美術館のウエブサイトにアーティスト本人のインタビューがあり、創作の方法が明かされています。
「夜、長時間シャッターを開けて、その間に僕自身がペンライトで光を発して、海の中や木の周りを動き回って撮影しています」
 画像を撮影後にコンピュータで加工しているわけではないのですね。8×10の大判カメラを使っての長時間露光での作品です。写真を撮ることを超え、写真をアーティスト自身がつくるという行為。面白いです。
 「Gleaning Light」という作品では、ピンホールカメラを自作して撮影しています。佐藤は、
「最初に作ったのが、24個のピンホールカメラを球体にして360度撮影するというものでした」
 と明かしています。これも写真を撮る、というより写真をつくりあげるという行為。 
 写真というものの本源的な魅力をみせてくれる佐藤時啓の作品。刺激的でした。

Photo


|

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/41640/59634392

この記事へのトラックバック一覧です: 佐藤時啓 光―呼吸:

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。