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2014/04/16

値上げする健康保険料

 健康保険証を使うのはもっぱら歯科医です。診療費を払うと「これって3割負担だな」と計算してたりします。健康保険料は少なくない金額。国民健康保険なので、毎年の保険料は6月に通知がきます(なんで、こんなに時間がかかるのかな? さすがお役所仕事)が、確定申告から保険料は計算ができます。
 その計算式は今月になって、役所のサイトに掲載されました。国民健保の保険料は「基礎分保険料」「後期高齢者支援金分保険料」「介護分保険料」の3本立て。それぞれ、固定費の「均等割額」と所得に応じて金額が変動する「所得割額」があります。この中で固定費の「均等割額」が、うちの自治体(目黒区)では昨年度と比べると54,100円→58,500円と前年比108%。消費増税以上です。大幅な値上げです。
 昨日の日経新聞の1面に「健康保険料、最高の8.8% 大企業の4割が上げ 」と題された記事がありました。これは企業の勤務する人が加入する健康保険組合が保険料を相次いで値上げしているという内容です。企業人の健康保険は労使折半で、保険料は給料から天引きされるため、どれくらいの保険料を納めているかの感覚は薄いものがあります。気づかないうちに多くの保険料を払っているかもしれません。
 保険料が値上げされるのは、高齢者医療制度への支援金負担のためです。高齢者の医療費を現役世代が援助しているのです。高齢化がいまより進むと、健康保険はどうなるのか。ちょっと考えただけでもその行く末は明るくないことはわかります。困ったことになりそうです。国にとって、そして国民にとっても、支給に手を付けなければいけない課題のひとつです。
 

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