なぜ牛丼屋を重要視するのでしょう?
日経新聞の掲載される最重要なコンテンツが企業の業績です。正式に発表されたものはもちろん、予想の数字もあり、様々な分析がされています。トヨタ、ソフトバンク、パナソニックなど大企業の業績動向は、頻繁に掲載されています。
そんな中、定期的に取り上げられるのが、牛丼屋。ビッグスリーの吉野家、松屋、すき家の業績など企業動向はよく押さえられています。ちょっと前は、消費増税で牛丼(牛めし)を値上げするか、据え置くか、値下げかで各社の対応が分かれました。この価格問題も日経では詳しく報じていました。300円ほどの牛丼の価格が10円、20円ほど値上げ、値下げすることがどれほど報道価値があるのか。いささか疑問に思います。
日経では、牛丼3社を特別扱いしているのではとも思えるほどよく取り上げます。昨日、吉野家が2015年2月期の見込みを発表した内容が掲載されています。記事にある数字をみると
「売上高は1%増の1750億円、営業利益は51%増の33億円を見込む」
とあります。この売上規模は牛丼屋としては大きいでしょうが、日本のGDPを左右するほどのインパクトは少ない。日経にとっては牛丼屋は経済状況を測る重要なセンサーなのかもしれませんね。
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