図書館の今を知る本
大学で学んでいた頃は活用していた図書館ですが、最近は時々しか利用しなくなっています。必要な本を時々ネットで検索し予約して、借りだしという利用がもっぱらです。しかし、今の図書館は変わりつつあるようです。『つながる図書館』(猪谷千香著)には図書館の新たな取り組みがいくつも紹介されていて、とても興味深く読みました。
新しい図書館といえば、約1年前、昨年の4月に全面改装オープンした武雄市図書館を思いつきます。市立ながらカルチュア・コンビニエンス・クラブを指定管理者として導入に、スターバックスを館内に併設するという挑戦的な姿勢の図書館。この図書館には賛辞とともに批判も多くあります。
本書では武雄図書館を含め、全国で新たな図書館を取材しています。自治体が設立した公立図書館だけでなく、個人が運営していて公共性のある図書館もレポートされていて、図書館の新しい動きを知ることができます。
公立の図書館も変わりつつあるんだなと感じますが、地元の図書館は相変わらずのままです。経費節減とやらで、一部の図書館は平日は11時開館になっています。例えば武雄市図書館は9時から21時です。自治体による格差があります。図書館というものに対する姿勢の違いでしょう。『つながる図書館』は図書館について考えさせられる1冊でした。
| 固定リンク | 0
コメント