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2014/02/02

年金保険料の不思議

 先週末に国民年金のことが新聞に載っていました。来年度のもらえる年金額(年金支給額)が伝えられています。国民年金の場合は、満額で受け取っている人は13年度と比べ月額で475円減の6万4,400円、年額だと77万2,800円。厚生年金は標準世帯では1,666円減の22万6,925円(厚生年金の標準世帯とは、新聞によれば夫が平均的年収で40年働き、妻がずっと専業主婦の場合のこと)。年額で272万3100円。
 厚生年金の支給額は国民年金に比べて、当然ながら多いです。労使折半ながら、払い込んだ保険料も多いからです。年金制度からみると給与所得者がお得かな、と思わざるを得ません。
 年金保険料は、国民年金の場合、来年度は4月分から210円上がり、月額1万5,250円。来年度から2年間の年金保険料を前払いできる制度が始まるため、2015年度の保険料も発表されています。14年度から更に340円あげて、月額1万5,590円になります。
 
 国民年金に保険料は平成16年に「2017年度まで毎年280円ずつ引き上げられること」が決められているのですが(年金機構のサイトに明記されています)、なぜかこの決定事項が守られず、引き上げ金額が210円とか340円とか、勝手に決められています。
 そもそも年金保険料がどのようにして決められるのか。その理由はよくわかりません。保険料を納付率が6割以下というのも、払う金額への納得できる理由が明確でないことに原因があるのではないでしょうか。いくら納付して、将来いくらもらえるのか。そこが具体的に説明されていないことが、年金の問題点です。前納でディスカウントするだけでは、年金未納付は解決しないでしょう。役人にはもっと頭を使って欲しいです。

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