国の借金1017兆円
景気がよくなっているかにみえる我が国の経済状況は、ほんとにいいのでしょうか。明るくないニュースが昨日の新聞に載っていました。まずは、国の借金が1017兆9459億円に達したという話題。なんとも大きな数字で現実感がありませんが、膨大な借金には違いありません。
財務省が2月10日に発表した平成25年12月末現在の「国債及び借入金並びに政府保証債務現在高」によれば、1017兆9459億円がこの国の借金。そのうち国債が849兆829億円と8割を占めます。借金が1000兆円を突破したのが去年の6月末。それからも増え続け、昨年9月末から6兆7673億円増え、過去最大を更新し続けています。
また、2013年の国際収支速報によると、経常収支は3兆3061億円の黒字。この数字は前年に比べ31.5%減り比較可能な1985年以降で最少とのこと。その大きな原因は、前年より4.8兆円も膨らんだ貿易赤字。通常の経済理論だと、円安が進めば当初は輸入が膨らんで赤字が増えますが、その後輸出が回復して赤字は縮小に転じてゆくJカーブ効果があるとされています。しかしJカーブ効果は今のところ現れていません。「10年代後半に日本が年間で経常赤字に転落するとの見方が市場では多い」(2月11日 日経新聞)との見方もあり、危機的なことがおこる予感がします。
家庭に置き換えて考えると、家計は赤字で、その上に年収の20倍以上の借金してることになります。行くつくさきは自己破産しかありません。この国の財政は本当に大丈夫か。心配になってきました。
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