藤巻健史氏の資産運用術
野次馬根性ですが国会議員の資産公開を見るのは面白いです。昨日、昨年7月の参議院選で当選した新人議員の資産が明かされました。トップはワタミの渡辺美樹氏で17億円。その大半は投資信託の16億円が占めます。渡辺氏はワタミの創業者ですから、17億円という資産は少ないくらいです。
第2位は経済評論家の藤巻健史氏で、約6億6800万円。朝日新聞によると、その中身は米ドル建てのMMFが約4億4千万。それに都内の自宅、北海道などの不動産が総額2億円超。一方3億円の借入金があるそうです。
記事によれば「多額の借金をしてでも不動産を買い、まさかに備えて『世界最強』の米ドル資産も持つのは、自身が推奨する資産運用法」とあります。円建ての有価証券はほとんど所有せず、為替リスクを考えなければ安全なMMFと国内の不動産で資産を運用しています。
藤巻氏は円安論者です。円安になれば経済の諸問題が解決すると多くの著書で書いています。確かに円安になれば、保有するドル建てMMFは含み益が膨らみます。しかし、かなり極端な投資法です。
藤巻氏曰く「多額の財産により生活の不安がなくなり、中立的で純粋に政治活動ができる」そうです。なんとも素敵な理屈ですね。政治でどれだけこの国に貢献してくれるのか。しっかりと見届けなければいけません。
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