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2013/12/11

交際費という魔物

 先日来伝えられているドイツ証券による過剰接待の事件は、ドイツ+接待というあり得なさそうな組み合わせに驚きました。日経新聞によれば、「同社の営業部隊が3つの厚生年金基金に金融商品を買ってもらうため約100回、計627万円分の接待を繰り返した」といいます。接待攻勢はドイツ勢がお得意ななのでしょうか。国内の証券会社がやっていたら、「ありそうだな」と思うところですが、海外勢も侮れません。
 政府の税制改革で大企業の交際費を認めようという方針が伝えられています。現状の制度では資本金1億円以上の企業は交際費を損金にすることが認められていません。損金にできないというとは単純に言えば、利益から差し引くことができないので税金を減らす費用にできないわけです。
 自民党の方針は「資本金1億円超の大企業を対象に、交際費の50%までを税法上の費用(損金)として認め、税負担を軽くする方針だ。対象は飲食費で、金額に上限は設けない」とのこと。これ、利益から交際費を差し引いて、結果として税金をゼロにしてもいいってこと? 素人にはそう思えるのですが、違うのでしょうか。
 交際費として使う接待というのは、企業にとって魔物です。しばしば行き過ぎの事例が発生します。ドイツ証券の事件はその一例。交際費の大幅緩和は、企業の姿勢に影響を及ぼすのか。接待景気がどれほどのものなのか。一部の人たちにお金が落ちるだけではないのでしょうか。

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