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2013/12/19

国民年金の強制徴収

 ずっと企業人をやっている人にはほとんど関係がない国民年金は、保険料の納付率が59パーセントまで低下しています。3人に2人も収めていない計算です。国民年金の納付率を上げるため、政府が保険料の強制徴収に乗り出すようです。
 昨日の日経によれば、「厚生労働省は17日、自営業者や学生らが加入する国民年金の保険料を滞納している年収400万円以上の人に対し、強制徴収する方針を固めた」とあります。対象者全員に財産の差し押さえにつながる督促を実施するとのこと。
 対象者は推計で14万人ほど。国民年金の保険料を納めなければ、受給資格を得られなかったり、年金金額が少なくなるわけです。本人が不利になるだけですから、強制的に徴収することもないとも思えます。しかし、現在年金をもらっている人のお金は、現役世代の保険料で賄っているのですから、放置はできないということです。
 新聞によれば来年度の予算案で社会保障費を31兆円程度で調整しているとありました。初めて30兆円を超え、過去最高。「一般会計歳出は96兆円前後とする方向」ですから、予算の約3分の1が社会保障費です。社会保障費は年金に加え医療費も含まれますが、なんとも膨大な金額です。どうなってしまうのか、この国の社会保障。

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