坂本冬美のLove Songs Ⅳ
歌謡曲というジャンルは過去のものになりつつあります。小学生から中学生の頃には、歌謡曲が全盛で(もちろんJ-POPなんて言葉はありませんでした)、よく聴いていました。坂本冬美が新作「Love Songs Ⅳ」で昭和の歌謡曲をカバーしたアルバムを出したので、買ってしまいました。
演歌歌手のベテラン坂本冬美ですが、演歌の枠にとどまらず、ポップスをカバーしたアルバムを発表しています。「Love Songs Ⅳ」では、昭和の歌謡曲をカバーしています。アマゾンのサイトに掲載されている宣伝文句によれば「本作は、ターゲット層を50歳代~60歳代以上に合わせた昭和の歌謡曲を中心としたカヴァー・アルバム」とあり、まさにぴったりはまりました。
収録されているのは、「天使の誘惑」(オリジナル黛ジュン)、「真っ赤な太陽」(美空ひばり)、「喝采」(ちあきなおみ)など全12曲。坂本冬美は、オリジナルに沿うスタイルながら、坂本冬美らしさで、昭和の歌謡曲を歌い込んでいます。まったく演歌らしくはないですが、まぎれもなく歌謡曲です。さすが、坂本冬美。
また、収められた曲は、歌謡曲の編曲の多くを手がけた萩田光雄、船山基紀、若草恵を起用していて、平成時代の歌謡曲をうまく表現していて、久し振りに聴いた名曲を違和感なく、楽しむことができます。
坂本冬美のアルバムは初めて聴きましたが、その魅力は奥深かそうです。他のアルバムも聴いてみたくなりました。
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