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2013/10/01

シンワアートオークションの所得隠し

 税金を逃れる方法にはいろいろあるものです。昨日報じられた美術品のオークションを主催するシンワアートオークションの所得隠しの一件は、絵画の価値をうまく使って租税回避(もしくは脱税)を使用する人々の実態を少しみせてくれました。
 シンワアートオークションは、出品者の名前を別人としてオークションに出品し、その見返りとして受け取った特別な手数料を所得として申告していなかったとして、2011年5月期までの3年間で約4千万円の所得隠しを指摘されていました。その内容は、
「同社は出品を隠したい美術品の所有者数人のオークションについて、社内記録で別の男性を所有者として記載。落札時の売却代金を、この男性の銀行口座にいったん振り込み、直後に現金で引き出して本当の出品者に手渡していたという」(日経新聞 9月30日)
 と巧妙な手口です。
 特別な手数料を取ることもオークション主催者としてはどうかと思いますが、出品者が名前をどうして隠そうとするのか。日経新聞ではそこまで踏み込んでいませんが、この事件を最初に報じたと思われる朝日新聞では、名前を隠して出品した人も税務調査を受けたと書かれています。租税回避の意図があったと疑われたためでしょう。
 朝日新聞によれば、2012年の国内オークション規模は100億円とか。意外と大きいマーケットですね。この事件、奥が深そうですが、真実はきっと明かされないだろうな。そんな感想を持ちました。

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