進化するアイサイト
今、車の購入しようとするときに、検討項目として外せないのが安全への機能です。日産は2020年に自動運転車の実用化を宣言しましたが、自動運転の実現への基本的な技術としてプリクラッシュセーフティシステムは、実用化されています。プリクラッシュセーフティシステムとは自動車が障害物を感知して、衝突に備える機能のこと。危険を車が察知して、ドライバーに警告を発したり、ブレーキをかけるシステムを搭載した車が増えています。
メーカー各社で危険回避のブレーキシステムが導入されていますが、海外メーカーではボルボが進んでいます。多くのメーカーは前走車や障害物を感知するだけなのに対し、ボルボは歩行者も捉えます。さらに最新モデルではサイクリストまで検知します。
これに対し、国産車ではスバルがもっとも進んでいます。アイサイトと呼ばれるシステムでは、2台のステレオカメラで歩行者を検知し、ドライバーへの警告、そして自動ブレーキの作動を行います。
アイサイトの自動ブレーキは、現状の仕様では対象物との速度差が時速30キロ以内であれば衝突回避されます。スバルはこの機能を更に高め、時速50キロまでにしたと発表しました。来年から発売する新車に搭載するとのこと。時速50キロというのは、一般道で普通に走る速度。かなりすごい技術です。
また、高速道路上で車線からはみ出さないようにハンドルを自動的に操作する機能も追加されました。「レーンキープアシスト」と呼ばれる機能。さらに「富士重は20年代にも高速道路で自動走行が可能な『自動運転車』を開発する方針」(10月3日 日経新聞)といいます。
スバルといえば、水平対向エンジンなど「走ること」に独自の技術を持つメーカーですが、安全性能の開発も抜きんでています。ホンダにも頑張って欲しいです。
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