カーナビの悩みどころ
いまやクルマにはカーナビとETCは必須のアイテムです。しかし、20年以上乗っていたクルマには、数年前に買ったポータブルナビを付けてるだけで、ETCもありませんでした。クルマを新に購入しようとすると、カーナビの選択もしなくてはいけません。しかし、これが難しい。
カーナビは道案内をしてくれる機器と思っていたら、最近は渋滞情報も教えくれるんですね。しかし、カーナビで得られる情報の内容には、複数のシステムがあります。ネットでいろいろ調べてみたのですがVICSとか電波ビーコン、光ビーコン、DSRCなど容易に理解できない用語ばかりです。システムに対応した機能を持つカーナビを選ぶのは、初心者には難しいです。
現状のでポイントはITSでしょう。明日から「「ITS世界会議」が東京で始まります。ITSとはIntelligent Transport Systemsの略。ITSとは、「人と道路と自動車の間で情報の受発信を行い、道路交通が抱える事故や渋滞、環境対策など、様々な課題を解決するためのシステムとして考えられました」(ITS Japan ウエブサイトより引用)で、高度道路交通システムとも訳されています。
難しいことはさておき、このITS技術を使った「ITSスポット」なるものが、現在全国で高速道路に約1600箇所設置されています。ITSスポットはこれから設置箇所を増やそうとしている将来型システムですが、従来型にVICSというシステムがあります。カーナビではどちらの情報も取得できますが、「全部欲しい」とすると、値段がすごく高くなってしまいます。
ITSスポットの設置がどの程度のスピードで増えていくかは、行政(国交省)の考え、財源などと絡むので、簡単には予想できません。将来型のカーナビを買っても、無駄な投資になってしまう可能性もあります。
たかがカーナビと思っていましたが、そこには深い技術と様々な事情が隠れていました。ここは悩みどころです。
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