秋限定ビールの意味
暑い日が続きますが、気が付くともう9月。季節は秋に移ろいつつあります。酒飲みは毎年、スーパーやコンビニの酒売り場にこの季節限定のビールが並ぶと、秋を感じます(笑)。今シーズンは珍しく、ビール各社から秋のビールが揃いました。
業界トップのアサヒは「秋宵」。情緒を感じさせてくれるネーミングです。価格から第三のビールかと思ったら、ウエブサイトには「原材料となる発泡酒を醸造しております」とあります。 原材料は<発泡酒(麦芽、ホップ、大麦、コーン、スターチ)、スピリッツ(大麦)>とあります。これってどういうことですかね。
キリンはずっとやっている「秋味」です。もうブランドとして確立しています。4社の中で、唯一の(正しい)ビールで、アルコール度数が6%と高め。缶のデザインも紅葉をモチーフにして、いかにも秋らしいのがいいです。
サントリーは「旨み香ばし 秋楽」。去年までは「旨味たっぷり 秋楽」だったそうで(去年のことはもう忘れてます)、これをブラッシュアップして登場した第三のビールです。ロースト麦芽を使っているため、琥珀色のビールになっています。日本のメーカーは時々琥珀色のビールを限定でだしますが、なぜ定番化しないのかな。原材料の問題なのでしょうか。不思議です。
そしてサッポロは、「富良野の秋」。富良野の幻のホップを使ったものだそうですが、幻なのに何故使えるのでしょうか? これも不思議。
秋限定のビールがこれだけ市場にでると、ひとつの店に4つの銘柄が揃っていることはまれです。琥珀色の「旨み香ばし 秋楽」を飲みたくても、簡単には買えません。限定醸造なので、そのうち無くなってしまいます。秋限定ビールというのは、メーカーにとって利益があがるものなのか。素直な疑問がわきます。
秋のビールは新しもの好きには、嬉しいも。理屈抜きに味わうほうがようさそうです。
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