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2013/09/18

ホンダのフィットという車

 先週末の連休にマツダの販売店に廃車にした車の書類をもらいにいったとき、ホンダの店の前を通りました。日曜の夕方近い時間でしたが、店のどの商談テーブルにもお客さんがいて、熱心にセールスさんと話していました。これだけ賑わっていることは珍しい。
 この人気の原因は、間違いなくフィットの新車です。ハイブリッド車としてモデルチェンジしたフィットの燃費は、JC08モードで1リッターあたり36.4キロ。トヨタのアクア(35.4キロ)を上回ります。燃費の点からも高いパフォーマンスですが、ハイブリッド車なので、現時点では自動車取得税、重量税は100%免税(つまり税金がかからない)ことになります。トヨタを買うのは何となく嫌だ、というユーザーにとって、ホンダの大衆的ハイブリッド車は触手が動くことでしょう。価格もハイブリッドであれば約165万円と魅力的な値段です。
 昨日のホンダの発表によれば、6日に発売して以来、10日間の16日でフィットの累計受注台数が4万台に達したのことです。フィットの月間販売目標1万5000台ですから、上々な数字。
 車の売れ行きが好調なのは、景気が悪くないということかもしれず、いい兆候です。しかし、アコードに続き、フィットにもハイブリッド車を投入していることは、ホンダらしいことなのか、と素朴な疑問がわきます。マツダファンなので、ホンダの車は所有したことはないのですが、このメーカーの尖ったところは、その技術だと思っています。ハイブリッドはトヨタによって広く普及したテクノロジーです。ホンダには独自の技術で車をつくって欲しかったな、と思います。
 これから、ホンダがどのような道を歩むのか。ホンダオリジナルな車をつくってくれることを楽しみにしています。

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