変わらぬ自動車の販売方法
クルマを買おうとするのは15年ぶりで、車検以外の目的では久しぶりにディーラーにいきました。クルマの買い方は前と変わっていないのですね。お目当ての車種のカタログをいただき、営業さんから説明をしてもらって、その気になったら試乗させてもらいます。その後、営業さんから「見積お作りしましょうか」と言われ、取りあえず作ってもらいます。
ホントに買おうと思っている車種であれば、ここからが本番。いくら値引きしてくれるのか。営業さんと値引き交渉となります。値引きの商談は、得意とする人と苦手な人がいます。クルマによっては何百万円となる高額な買い物が、個人の交渉力によって、購入金額が変わることになるわけです。
これって旧態依然の販売方法です。先月処分したコロナを21年前に新車で買ったときと変わっていません。当時、商談をしていて、割と値引いてもらった感じがしたので、『月刊自家用車』という雑誌の「X氏の値引き大作戦」という記事に投稿したら、写真入りでレポートが掲載されました。おまけにいくらかの賞金をもらった記憶があります(ちなみにいまでもこの企画は継続していて、現在は10万円ももらえます)。
交渉力などほとんどないと自覚しているのですが、このときは値引いてもらいました。クルマの商談にはコツがあるみたいです。しかし、クルマを買おうとする人の多くは、営業さんのペースで商談をしているのではないか。今は、店で値引き交渉をして商品を買うことなどほとんど無くなってしまいました。昔は秋葉原の電気街で、店をまわって電化製品を値引き交渉をして買ったものですが、今はネットで買うことがほとんど。オークションで安くゲットすることはしても、値引きということは、日常ではほとんどしません。
クルマ離れの原因はいくつも指摘されていますが、クルマ購入での旧態依然としたスタイルも、クルマ離れを起こす理由ではないか、とも思えます。昔ながらの方法が変わらない不思議さ。どうしてでしょう。
| 固定リンク | 0
コメント