Elton John:The Diving Board
エルトン・ジョンはピアニストなんだな、ということを、今更ですが思わせてくるアルバムが、新作「The Diving Board」です。レオン・ラッセルとの共作「The Union」を挟み、ソロのアルバムは7年振りとか。前作の「The Captain & The Kid」も聴いていないので、久しぶりのエルトン。
本アルバムでは、エルトン初期のピアノ、ベース、ドラム編成を基本とする音作りがされています。Wikipediaの英語版によれば、アルバムプロデューサーのT-ボーン・ベネットが初期のシンプルな編成に戻るよう提案したとあります。ピアノ、ベース、ドラムに、曲によってギター、キーボード、ホーンなどが加わり、多彩な曲を構成しています。もちろん、全曲、バニー・トーピンとの共作。
かなり前からエルトン・ジョンのオフィシャルサイトに新作の情報がアップされていて、ジャケット写真が気になっていました。
ちょっと意味深なジャケットの表と裏です。
アルバム全編を通して、エルトンの味わい深いヴォーカルを聴かせてくれます。全盛期のようなパワフルさはさすがになくなりましたが、奥深さを感じさせてくれる歌声は魅力を増しています。また、ロックする曲も少なくなり、その代わり、ゆったりとスイングするような曲が素敵です。
66歳のエルトン・ジョン。相変わらずの才能を見せてくれる新作です。
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