消費税8%で、買っとくもの
昨日の日経新聞夕刊は、アメリカの金融緩和縮小のニュースがトップニュースだろうと広げると、一面には「消費税来春8% 首相決断」と大きな見出し。消費税を増税するかわりに、パッケージとして検討されていた法人税の引き下げ問題が決着。反対していた麻生太郎・財務省ラインが折れたようです。
GDPの数字とか、いくつかの景況指数をみても、増税は既に決まったと考える人も多いでしょう。米国の量的金融緩和の縮小開始の見送りも、昨日の株価にはプラスになり、なんとなく景気が良くなっている感じもあります。
消費税が上がるのが来年4月。これからの半年は、駆け込み需要とそれを見込んだ便乗値上げの駆け引きとなりそうです。首都圏ではマンションの売上げがすでに好調。「8月の首都圏の新築マンション発売戸数が前年同月比53.3%増加」(日経新聞 9月17日)とのこと。
金額が大きい住宅は、消費税効果が大きい買い物。しかし、簡単には買えません。住宅の建物は消費税がかかりますが、土地は非課税です。また、来年になれば、住宅ローン減税の控除額が2000万円から4000千万円に引き上がります。住宅は、焦って今買うこともないかも、なんて思えます。
自動車も大きな買い物です。値段はピンキリですが、何百万円のクルマを買うとなると、3%の差は小さくありません。年を越すあたりから、クルマ屋さんは賑わい始めることでしょう。車種によっては、納車まで1ヶ月以上かかることはよくあることなので、車の購入を少しでも考えてる人は、早めに商談を始めたほうがいいでしょう。
消費税の増税は17年ぶり。これからの半年、消費マーケットではいろんなことが起こりそうです。
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