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2013/08/03

ご当地ナンバーの不思議

 クルマのご当地ナンバーに新に10の地域が加わります。導入が決まったのは岩手県の「盛岡」「平泉」、福島県の「郡山」、群馬県の「前橋」、埼玉県の「川口」「越谷」、東京都の「杉並」「世田谷」、愛知県の「春日井」、鹿児島県の「奄美」。これだけみると、地域が偏っていることに気づきます。岩手県、埼玉県、東京都は2つのご当地が入っています。
 そもそも、ククルマのご当地ナンバーはどのような基準で選ばれるのか。国交省が発表している「ご当地ナンバー(第2弾)導入要綱」によれば、
① 地域特性や経済圏等に関して、他の地域と区分された一定のまとまりのある地域であり、一般に広く認知された地域であること。また、原則として、単独の市町村(特別区を含む。以下同じ。)ではなく、複数の市町村の集合体であること。
② 対象地域内の登録自動車数が10万台を超えていること(対象地域の全部が離島である場合は、これに準ずる規模の台数であること。)。
③ 対象地域において、地域住民の具体的なニーズがあること。
(あと3つありますが、略)
 などがあげられています。
「複数の市町村の集合体」という条件があります。世田谷、杉並、川口、越谷は単独の行政区で、複数の市町村ではありません。条件に合致していないのに、どうして認められているのか。疑問です。
 例えば、世田谷。我が家の隣の区ですが、「品川」ナンバー地区です。その昔、バブリーな時代にはわざわざいろんな手を使って品川ナンバーをとることがありました。東京23区では「品川」「足立」「練馬」の3つがあり、ナンバーを選べないため、ナンバーへの愛着度が異なっていたりします。
 住民票、車庫が規定通り世田谷区にあれば、「世田谷」ナンバーになるわけですが、これは品川と世田谷の選択制ではありません。制度が正式に導入された以降に車の登録をすれば、すべて世田谷ナンバーになるわけです。どうなんでしょうね。狭い地域に限定されたナンバーをつけることにほとんど意味を感じません。たとえば「目黒」ナンバーとか付けたいと思わない。
 ご当地ナンバーは地域名へのこだわり、優越感などいろんな思いが反映された産物ですが、その効果は何なのか。導入にかかる経費は当然税金なので、効果を明確にして欲しいです。曖昧なままでは、いづれ「困った制度」になってしまうでしょう。

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