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2013/08/24

難度が高いすみだ北斉美術館

 昨日の朝日新聞東京版に小さく報じられた「北斉美術館建築 予算増で再入札」は、なかなか興味深いものがあります。内容は墨田区が2015年に開館を予定している「すみだ北斉美術館」の建築工事入札のことです。入札を行ったところ工事業者が「難度が高くて採算に合わない」と辞退し、入札不調になっていたということです。
 この建物の設計者はプロポーザル方式で選ばれた妹島和世。記事によれば「建屋が複雑に絡み合い、見る角度によって外観が変わるのが特徴」の建物で、予定価格は11億1千万円とされていました。この「すみだ北斉美術館」は区の資料によれば地下1階、地上4階で延べ床面積3500㎡。朝日新聞によれば建物の建築工事費は約18億円。これは適正な価格なのか。専門家でないでよくわかりません。区は補正予算を組んで、予算を増やす考えです。
 しかし、地方公共団体の財政が厳しいこの時代に、新にミュージアムを予定するとはある意味大胆。墨田区の25年度一般会計予算は約1000億円ですから、18億円ほどの出費は大きくないとは言えます。しかし、高名な北斉といえども、1人のアーティストに特化したミュージアムを作るということには、ちょっと驚きます。
 妹島和世の設計はきっと素敵だと思いますが、ミュージアムの価値はあくまでその中身です。墨田区の覚悟はどれほほのものなのか。再来年の完成が楽しみです。

すみだ北斉美術館ウェブサイト

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