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2013年8月

2013/08/31

逓信総合博物館が閉館

 大手町にある逓信総合博物館にいってきました。このミュージアムは今日限りで閉館です。大手町というビジネス街の中にあるミュージアムは、その歴史を閉じようとしています。
 なぜ、逓信総合博物館に出掛けたのか。実は小学生の時、ここへ何回か通いました。詳しい経緯は、頭の悪い子供なので覚えていませんが、ワークショップ(当時はワークショップなんて言葉はありません)みたいなイベントがあり、参加したのがきっかけ。その後、何回か通った記憶があります。家から近くはないのに、交通費とかはどうしたんだろう。親にいただいたのでしょう。
 当時の展示は、電話がメインでした。最新技術として教えてもらったクロスバ交換機というのを覚えています。固定電話しかなかった時代は、交換機に技術の粋が集められていました。携帯電話が主流の今はどんなテクノロジーが使われているのでしょうか。時はは流れました。
 逓信総合博物館の展示には懐かしいものがいくつもありました。撮影がOKだったので、写真を紹介します。

 ダイヤル式の電話とプッシュホン。いつ頃まで使っていたのだろう。

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 公衆電話も変遷しています。

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ポケットベルを使った時代もありました。

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 電話というメディアはこれからも進化するのでしょうか。電話という古いメディアの今後を思った逓信総合博物館での体験でした。

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2013/08/30

小学館ビルに行った頃

 先週末、小学館ビルでの漫画家落書き公開には8000人以上が訪れたとか。神保町の小学館ビルは1967年(昭和42年)の完成ですから、築46年。耐震のこともあり、立て替えはやむを得ないところでしょう。このビル、入社試験の面接にいきました。もう30年以上も前のことですから、当時のことはまったく覚えていません。試験には受からなかったので、ビルに入ったのは1回限りです。
 話は変わって、『昭和出版残侠伝』という本を読みました。ずっと前に買って、本棚に置いたままになっていた本です。著者はエッセイストの嵐山光三郎。奥付では2006年9月第一刷発行になっているので、もう7年も前の出版。多くのエッセイ、小説などを著している嵐山ですが、この本は自身の体験に基づいて書かれた小説のような、ノンフィクションのような一冊です。
 平凡社で雑誌『太陽』の編集長だった嵐山が、経営不振による早期退職に応募。上司、同僚、部下たちと出版社の青人社を1982年に設立。雑誌『ドリブ』を創刊し、人気雑誌に育てます。ドリブは嵐山光三郎の豊富な人脈から、創刊号の赤塚不二夫が表紙を描き、コピーを糸井重里が担当し、カメラマンは篠山紀信という豪華なメンバーで作られた雑誌でした。
 青人社は当時某出版社の支援を受け、設立されました。私がこの出版社に入社したのが1980年でした。出版社が元気だったのは80年代までのような気がします。かつては不況に強いと言われた出版社も、いまや毎年売り上げが下がり、構造不況業種と言われる有様です。小学館もかつての勢いは感じられません。嵐山らがつくった青人社も10年以上前に倒産しました。
 小学館ビルの取り壊しに、時代の流れを感じます。
 
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2013/08/29

自動走行車の可能性

 日産の自動走行車が現実のものになりそうです。プレスリリースによれば
「2020年までに同社の複数の車種において、自動運転を実用化する」
 としていて、27日に米カリフォルニア州アーバインで開催したイベントで、道路情報を車が感知して走る自動走行車の試作車を公開しました。
 自動走行車とはSFに出てくるクルマみたいです。ハンドルを握らないでもクルマは目的地まで自動で走ってれるわけです。突然割り込んでくるクルマや、飛び出してくる歩行者も回避することができるのか。どんな技術が搭載されるのか。興味は尽きません。
 現在でも、ぶつからないクルマの技術は日々進歩しています。カメラで歩行者を検知し、自動でブレーキで制動し、衝突を回避するシステムは、国産ではスバルのアイサイト、輸入車ではボルボのヒューマンセーフティが実用化され、自動車に搭載されています。更に27日に発表されたボルボの2014年モデルでは、歩行者を検知して自動ブレーキを作動させるシステムを進化させ、「走行中の自転車」も検知できるとのこと。
 安全に対するクルマのシステムは、アクセル誤作動制御(ブレーキとアクセルを踏み間違える危険を回避)、車線逸脱防止(主に高速道路での居眠り運転防止)などが既にいくつかのクルマに搭載されています。一昔前のクルマに乗っている身としては、いつの間にか技術が進化しているのを感じます。
 ぶつからないクルマの技術は、国産だと今のところスバルがリードしています。これに対して高い技術力を誇るホンダ車にぶつからないクルマが少ないのは、不思議。
 テクノロジーにすべてを任せて運転がおろそかになっては元も子もありませんが、技術によって少しでも危険回避ができるのであれば、積極的に使いたいもの。今やクルマ選びのポイントは走りの性能、デザインだけではなくなったようです。

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2013/08/28

Pet Shop Boys : Electric

 村上春樹の『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』の多崎つくるは父から相続したマンションに住んでいます。そこに姉が置いていったレコードがあり、それはバリー・マニローとペットショップ・ボーイズ(表記は小説の通り)のもの。多崎つくるは30歳半ばの設定ですから、姉はそれより年上。この作品ではバリーもペット・ショップ・ボーイズもちょっと前の時代に流行ったアーティストとされているようです。
 しかし、(バリー・マニローはともかく)ペット・ショップ・ボーイズは今ポップミュージックの主流にいます。昨年のロンドン五輪閉会式にも登場しました。創作活動も活発です。昨年のELYSIUM のリリースから1年足らずで先月、Electricを発表しました。発売日に手に入れ、ずっと聴いていますが飽きません。いかしたアルバムです。Billboard 200では最高位26位を記録しています。
 前作のELYSIUM が落ち着いたサウンドだったのに比べ、Pet Shop Boysらしいダンサブルな作品が揃っています。このユニットが結成されたのが1981年、それから30年も経てもパワフルなミュージックをつくってくれます。すごいな。
 進化し続けるPet Shop Boys。次にどんなアルバムを聴かせてくれるのか。楽しみです。

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2013/08/27

武蔵小山で見かけたもの

 武蔵小山の街に出掛けました。久しぶりです。武蔵小山の地下駅の真上あたりが、すっかり綺麗に整備されていました。無印良品の入るビルもでき、オシャレになっています。しかし、有名なアーケード街は相変わらずです。いろんな店があり、ごちゃごちゃしてます。
 すぐそばに目黒駅という繁華街がありながら、武蔵小山は完結した繁華街を形成しています。買い物などこの商店街だけで済んでしまいそうです。アーケード街を歩いていくと、いろいろ発見します。

 雑貨屋・金物屋の「丸清」。今風に言えば、ホームセンター? 英文字の店名がオシャレ。
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喫茶の「王様とストロベリー」。ジャンボなパフェが有名らしい。

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2300円のキングパフェを食べてみたい。

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 駅へ戻ろうと、商店街を歩いていると、長い人の列が。ある店を挟んで、両側に伸びています。200人はいるでしょうか。

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 パチスロでした。有名な店なのでしょうか。

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 武蔵小山商店街は、奥が深いです。


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2013/08/26

自動車税の話

 巷では来年4月に消費税を8%に上げるかに注目が集まっています。上げるとなれば、駆け込み需要もあります。住宅は9月までに契約すれば、来年4月以降でも5%の消費税でいいという措置もあります。住宅ほど高額ではありませんが、自動車も安くない商品です。
 車には消費税だけでなく、いくつもの税金が課せられます。購入時の「自動車取得税」、購入時と車検ごとの「自動車重量税」、年ごとの「自動車税(軽自動車税)」。直接ではありませんが、ガソリン、軽油の燃料価格にも税金が含まれています。自動車オーナーは多額納税者です。
 自動車取得税、重量税、自動車税はどう違うのか。二重課税ではないかとの指摘から、消費税が10%になる2015年には自動車取得税は廃止される予定です。しかし、これはちょっと変。まず重量税を廃止すべきではないか。
 例えば不動産の税金と比べてみます。土地、建物の取得時には「不動産取得税」と「登録免許税」が課せられます。そして毎年「固定資産税」が課税されます。取得時に2つの税金があるのは疑問点ですが、年ごとには「固定資産税」だけです。これに対し自動車では、「自動車税(軽自動車税)」+「重量税」のふたつ。重量税は車検時に2年分納めるので、自動車税にくらべると、税金を納めている感覚が薄いですが、立派な税金。これ二重課税ではないの、と思います(JAFのサイトに自動車税の問題点が指摘されています)。
 更に、先週の日経では、自動車取得税廃止により税収が減るため、軽自動車税を大幅に増税する方向で総務省が検討していると報じています。軽自動車以外の普通の緒自動車税を上げると、多くの市民を敵に回します。そこで、現状では税金が低い軽にターゲットを絞り、増税しようというわけ。弱い者から税金を取ろうという姿勢にしか見えません。
 自動車を所有すると、何故ここまで税金がかかるのか。贅沢品だから? でも、生活に必要な地域もあります。よくわからない税体系です。このままでいいのでしょうか。
 
 

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2013/08/25

I Have a Dream

 人種差別の撤廃を訴えたキング牧師による有名な演説”I Have a Dream"から28日で50年を迎えることから、アメリカの首都首都ワシントンで大規模な集会が開かれたことが報道されています。演説は1963年8月28日公民権運動の象徴と位置づけられるワシントン大行進が行われる中、リンカーン記念堂前で行われました。翌年公民権法が制定され、キング牧師はノーベル賞を受賞します。
 大学の時に松本亨高等英語専門学校というところに通っていました。NHKラジオ英会話の講師を22年つとめた松本亨がやっていた英語学校で、スパルタ教育を行っていました(この松本亨高等英語専門学校は松本先生の死後、迷走していまはありません)。
 演説も重視されていて、”I Have a Dream"も課題にして、厳しく指導されました。演説そのものを丸暗記しなければいけなく、試験では指示されたパラグラフを即話すという内容だったと記憶しています。15分ほどの演説を暗記するななんて、若いからできたのでしょう。今は無理かも。

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 力強い”I Have a Dream"。そこから50年、「キング牧師の夢、半世紀経っても道半ば」とロイターは伝えています。ピュー・リサーチ・センターが8月1─11日に全米の成人2231人を対象に、電話アンケートの結果によれば、
「1963年にキング牧師が演説で描いた『人種偏見のない社会』の達成には、まだ多くの問題が残されているとの回答は全体の49%となった」(8月23日 ロイター日本版)
 また、
「白人と黒人の間の経済的格差は50年前とほぼ同じであることも分かった」
 ともいいます。
 キング牧師の夢は実現したのでしょうか。


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2013/08/24

難度が高いすみだ北斉美術館

 昨日の朝日新聞東京版に小さく報じられた「北斉美術館建築 予算増で再入札」は、なかなか興味深いものがあります。内容は墨田区が2015年に開館を予定している「すみだ北斉美術館」の建築工事入札のことです。入札を行ったところ工事業者が「難度が高くて採算に合わない」と辞退し、入札不調になっていたということです。
 この建物の設計者はプロポーザル方式で選ばれた妹島和世。記事によれば「建屋が複雑に絡み合い、見る角度によって外観が変わるのが特徴」の建物で、予定価格は11億1千万円とされていました。この「すみだ北斉美術館」は区の資料によれば地下1階、地上4階で延べ床面積3500㎡。朝日新聞によれば建物の建築工事費は約18億円。これは適正な価格なのか。専門家でないでよくわかりません。区は補正予算を組んで、予算を増やす考えです。
 しかし、地方公共団体の財政が厳しいこの時代に、新にミュージアムを予定するとはある意味大胆。墨田区の25年度一般会計予算は約1000億円ですから、18億円ほどの出費は大きくないとは言えます。しかし、高名な北斉といえども、1人のアーティストに特化したミュージアムを作るということには、ちょっと驚きます。
 妹島和世の設計はきっと素敵だと思いますが、ミュージアムの価値はあくまでその中身です。墨田区の覚悟はどれほほのものなのか。再来年の完成が楽しみです。

すみだ北斉美術館ウェブサイト

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2013/08/23

インベスターZで投資を学ぶ?

 投資は世の中のトレンドなんでしょうか。「モーニング」で連載されている「インベスターZ]はタイトルの通り、投資をテーマにしたコミックです。超エリート進学校の中等部にトップの成績で入学した主人公が、「投資部」に誘われ、なにも知らないまま億単位の投資を始める。序盤はこんなストーリーから進んでいきます。「投資部」は学校の運営費用を捻出するために投資を生徒だけで行っている部、という設定です。
 投資家を中学生、高校生に設定したというところが面白いところですが、作者は「ドラゴン桜」の三田紀房。ドラゴン桜といえば、東大受験をテーマにして大ヒット、テレビドラマ化されました。その三田紀房が描くのが、進学校を舞台にした投資の世界。投資をテーマにしたコミックは少ない(ほとんどない?)ので、その点でも興味深い連載です。
 連載の冒頭で「投資部」の運用利回り目標は8%という数字が示されていました。現実の投資の世界では、8%の利回り維持していくのは、かなりテクニックと運が必要でしょうか。
 今週号では「損切り」をテーマにしています。主人公の先輩からこんな台詞が
「損切りは決して失敗ではない。むしろ次の成功へのチャンスと思え」
 そうですね。でも分かっていながら、簡単でない損切りです。
 所詮コミックの世界ではありますが、投資家には参考になることもありそうな「インベスターZ」 今後はどんな展開になるのでしょうか。

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2013/08/22

半沢直樹と水戸黄門

 テレビドラマでいう7月から始まったクールでは、珍しくいくつかドラマを見ています。視聴率トップの「半沢直樹」、ずっしり重い「Woman」、そして先週で終わってしまいましたが「激流」。このうち「半沢直樹」は高い視聴率ということもあって、週刊誌などは便乗企画を組んでいるほどの人気です。倍返しだ」は流行語になってますね。
 たまたま初回からみている「半沢直樹」ですが、エンターテイメントの要素たっぷりで面白い。2回目を見たあたりで、「これは現代の水戸黄門だな」と思いました。企業を舞台にした勧善懲悪の物語です。ここがドラマに魅せられてしまうポイントです。多くのビジネスパーソンが自分を半沢直樹に置き換えて、ドラマに没頭しているのでしょう。
 そんなことを思っていたら、昨日の朝日新聞で「半沢直樹」のヒットの理由を探る企画がありました。そこに水戸黄門俳優の里見浩太朗が「水戸黄門に通じるものがある」とコメントしています。里見は
「手を握りしめ、歯ぎしりしているサラリーマンの願望を叶え、溜飲をさげさせているんでしょう」
 と言っています。
 ドラマの面白さを思い出させてくれた「半沢直樹」、後半の展開が楽しみです。
 

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2013/08/21

通信教育の修了

 今、とある資格試験の勉強をしております。ファイナンシャルプランナー試験での内容がダブる試験といえば、事情通の方はおわかりになると思います。いつもながら、資格学校にはいかず、自宅学習です。市販の教材ではいささか心許ないので、とある通信教育を受講しました。DVD教材もないシンプルな内容で、コストも安いものです。
 7月1日から始めたのですが、昨日「通信研修の修了、おめでとうございます」というメールが学校からきました。「もう修了?」って感じですが、課題レポートをすべて出し終わったため、修了になったようです。課題レポートといっても、問題を解くだけのもの。実際の試験に合わせた、4択問題です。
 自分としては「まだどれほど理解できていないか」をチェックするため、テキストを見ながら解答しました。したがって合格点には当然達します。このやり方ではいけなかったかな。課題レポートというより、模擬試験ですね。試験直前に取り組んだほうがよかったかも。
 資格試験の通信教育を修了するということにはあまり意味がありません。教育訓練給付を使うときにだけ修了が必須です。通信教育を受講しようと、市販の教材で勉強しようと、試験に合格しなければダメです。通信教育の修了と資格試験の合格は別物なんだな、という当たり前のことを認識しました。暑い夏、試験勉強は続きます。

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2013/08/20

CFPエントリー研修の準備

 何回か書いていることですが、CFP資格認定試験に受かるだけでは、CFP資格者として認定されません。CFPエントリー研修なるものを受けなくてはいけません。先月試験に合格して、エントリー研修は10月です。かならずここで受講しなくてはいけないわけではありませんが、先延ばしにしてもしかたないので、申し込みました。
 研修の内容は、通信研修+集合研修で、集合研修は10月の日曜にあり、講義とロールプレイイングです。通信研修は何かと思っていたら、先週末FP協会から荷物が届きました。テキストと課題レポートが入っています。テキストは集合研修に使うもので、課題は事前提出することが求められています。
 締め切りは9月12日とちょっと先ですが、時間のあるうちにと、一昨日、昨日でやっつけました。内容はFPとしての倫理、コンプライアンスなどについての記述問題。書くべきスペースは多くないのですが、けっこう時間がかかりました。提出した課題は、後日添削して返却してくれます。
 このような研修が必要な資格は多いのでしょうか。ネットで検索してみたら、ケアマネージャーは研修があるようですが、それ以外は司法修習くらいしか思い当たりません。その点、CFPは資格取得に厳しいとも言えるかな。でも研修費用は1万500円かかります。
 CFP資格をとるまで、まだしばらくかかります。
 

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2013/08/19

温度湿度計

 今朝の天気予報によると、東京では熱帯夜が15日連続とのこと。今週いっぱいは平年気温を上回る暑さらしいです。まいります。熱中症で搬送された人はどんどん増えています。消防庁のサイトには8月11日までの県別搬送人数のデータがありますが、ものすごい数です。北海道でも600人以上とは驚きます。
 熱中症は屋外はもちろん、室内でも注意しないといけません。消防庁作成のリーフレットでは「室温は28度を超えないように」とあります。そういえば、室内にまともな温度計がないのに気づきました。温度とともに湿度も大事ですが、リビングエリアには湿度計はない。
 これはまずかろうと、温度湿度計付きの時計を買いました。電波時計+温度湿度計で、3千円弱。デフレの手軽なお値段です。でもこの温度湿度計、カシオ製ですが便利な機能がついています「おしらせアイコン」というもので、「快適」「熱中症」など表示します。エアコン使わないでいたら、「熱中症」の警告がでました。

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 温度と湿度というものがこれほど重要に感じたことはありませんでした。暑さ対策も大変です。

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2013/08/18

イッセー尾形後援会からの便り

 すっかり消息を絶ってしまったイッセー尾形です。1年前の原宿クエスト公演を最後に舞台を休眠したイッセーですが、休眠当初はテレビドラマに出演するなど元気に活躍していましたが、この頃はまったく活動のニュースがなくなりました。
 後援会にはいっているのですが、これも休眠状態です、先日後援会からメール便がきました。今月後援会の更新のはずですが、更新のお知らせではなく、DVDが入っていました。同封されている手紙には
「舞台休眠中なのに更新いただいてありがとうございます」
 とあります。更新していないのに。イッセー尾形の後援会は毎年自動引き落としみたいなシステムではなく、更新月に指定口座に振り込むルールです。今年はその知らせもないので、更新したくてもできないのですが。

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 後援会も休眠状態なので、DVDのプレゼントというわけですね。DVDの中身は2009年12月の原宿クエスト公演の収録。5つのネタが収められています。この公演はみています。製品化されていない映像とのことで、その意味では貴重です。ただ、舞台の後方に置かれた1台のカメラで収録されたものなので、よく言えばとてもシンプルですが、いささか単調な映像ではあります。
 いつ、イッセー尾形が休眠から目覚めるのでしょうか。そろそろ姿をみせて欲しいところです。


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2013/08/17

代書屋さんとは

 昨日、陸運局にいきました。鮫洲にある東京運輸支局です。いまから21年前にクルマを買ったとき、父親から一部援助してもらったのと、車庫証明のため所有者を父の名義にしました。父が亡くなってもうかなり経つのですが、ずっとそのままにしていたのを、今更ですが名義変更をしに、陸運局に出向いたわけです。名義変更は思いの外すんなり出来ました。窓口の方も親切に教えてくれ、1時間もかからず、申請は終了です。
 鮫洲というえば、免許センター(鮫洲運転免許試験場)が頭に浮かびます。陸運局の隣です。免許書き換えで何回もきました。最近はゴールド免許なので、近くの警察署で更新ができます。鮫洲にくるのも久しぶりです。
 試験場から京急鮫洲駅までの道に、代書屋さんがあります。まだ、やっていたのかという感じです。まだ免許を取り立てのころ、更新のときには代書屋さんを利用した記憶があります。申請書を作ってもらい、写真撮影もできました。お金さえ払えば、手間をかけずに免許申請ができました。鮫洲駅のそばにある代書屋さんはこんな感じです。

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 看板には「タイプ」とあります。昔は申請書をタイプで作っていました。代書屋さんしかできない仕事だったのか。当時は何の疑問も持ちませんでした。しかし今の免許更新はとても簡単です。
 この代書屋さん、行政書士の資格がないとできないようです。現在では行政書士資格はかなり難易度の高い資格です。代書屋さんは難しい資格をもったスペシャリストなんですね。
 ほとんど過去の仕事になっている代書屋。時代はいつの間にか変わっていきます。

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2013/08/16

ELVIS at STAX

 エルヴィス・プレスリーの命日8月16日には、アルバムがリリースされます。没してから36年が経つのに、いまだ新企画ものが出てくるのが、ファンとしても驚きです。今年は「Elvis At Stax」が出されました。1973年にメンフィスのスタックス(Stax) スタジオでの一連のレコーディングを、アウトテイクを含めて編まれたアルバムです。
 このアルバム、米国ではCD1枚のアルバムと3枚組のDeluxe Editionの2種類がありますが、日本では3枚組の「エルヴィス・アット・スタックス・デラックス・エディション」のみのリリース。日本盤には解説、英文ライナー、歌詞と対訳を収めた冊子が付きます。
 先月、InterFMの「Barakan Morning」で音楽評論家の萩原健太が代役をつとめたとき、エルヴィスの曲をリクエストしたときオンエアしてくれたのが、このアルバムに収録されている「グッド・タイム・チャーリー」でした。28年に及ぶエルヴィスのシンガーとしてのキャリアで、このスタックススタジオでのセッションは充実し、素晴らしい曲を生み出しました。
 アルバムではアウトテイクをCD1.5枚、公式にリリースされた完成テイクを1.5枚ずつ収めています。完成テイクはレコーディングに後から楽器、コーラスなどがダビングされていて、生な歌声は薄められています。これに対し、アウトテイクは未完成ながら、レアなエルヴィスサウンドが聴け、ファンにとっては嬉しい限りです。
 このスタックススタジオでのセッションから生まれたレコードを買ったのは、高校生のころ。家のステレオで何十回も聴きました。その日から40年。いまだエルヴィスの新しいアルバムを買って、聴いている自分にあきれますね(笑)。ファン心理とは恐ろしいものです。

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2013/08/15

暑さとの闘い

 毎日の早朝ランもなかなか辛い。東京の最低気温が30度をこえ、138年ぶりというニュースになるほどの暑さ。毎朝、5時台のNHKニュースの天気予報では東京・渋谷の温度と湿度が伝えられます。朝5時でも27度くらい、湿度は70%を超えます。気温もさることながら、ランニングには湿度が大敵。高い湿度が走っていて苦しい原因ですね(苦しいのに何故走る?)。
 一昨日のNHKニュースで「熱中症で病院に運ばれた人は、全国で合わせておよそ4万人に上り、去年の同じ時期より30%近く増えています」と報じられていました。死亡した人は52人。この数字をみると恐ろしさを感じざるを得ません。
 2年前だったか、イッセー尾形のひとり芝居で「昔は熱中症はなく、日射病しかなかった」という台詞があり、大笑いしました。昔の人間は、熱中症を軽くみているのかもしれません。人間は寒さには比較的慣れやすいですが、暑さに菜慣れません。暴力的な暑さに真剣に対応しなくてはいけないと思います。
 熱中症の対策の基本は水分補給と適切な冷房の使用と言われます。しかし冷たいものを取りすぎると、かえって調子が悪くなります。朝のジョギングでは、このところ走る前と走った後にスポーツドリンクを飲むようにしています。前はカルピスの牛乳割なんて変なものを愛飲していたのですが、スポーツドリンクのほうがやはりいいようです。
 首都圏では猛暑が来週いっぱい続くとの予報です。暑さを楽しむまではいきませんが、なんとか猛暑には勝つ気合いでやりたいです。
 

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2013/08/14

二郎インスパイアもいろいろ

 ラーメン二郎は、ラーメン業界では独特の位置にいます。大学のときには授業をさぼってよく通っていました。遙か昔、30年以上も前のことです。その頃は、今の場所ではなく、桜田通り沿いの三田三丁目の角にありました。一部の学生がいく変わったラーメン屋でした。
 その頃から時は流れ、いつの間にか二郎は支店ができ、多店舗になっています。ラーメン界の主流にはいませんが、昔のようなローカルでマイナーなラーメン屋ではなくなっています。そして、ラーメン二郎風なラーメンを供する店も跋扈しています。巷では二郎インスパイア系といわれています。インスパイアとはよく言ったものです。感化、啓発されたということですが、悪く言えば模倣でもあります。
 先日、末広町あたりに出掛けたので、たまたまネットでみつけた「影武者」というラーメン屋に入りました。ここも二郎インスパイア系とされています。とあるサイトでは「東京、二郎インスパイア系ラーメン 20選」にも選ばれています。
 店に入ってらーめんに豚のトッピングの食券を買います。本家二郎は、無料トッピングのオーダーのタイミングに慣れが要りますが、この店では最初にきかれます。「ニンニク、野菜ましまし」をお願いします。

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 見た目は」かなりのボリュームですが、スープが本家のようにまとわりつくようなしつこさではなく、あっさり目。インスパイア系なので、似て非なるあっさり系なラーメンに仕上がっていました。
 ヘルシーとは言えない二郎ラーメンですが、時々無性に食べたくなります。でもそんなときはやはり本家に行った方がよさそうです。

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2013/08/13

GDPと消費税

 国内総生産(GDP)の数字がこれほどまでに注目されるのは珍しいことです。来年4月に予定されている消費財の引き上げを判断する重要な指標とされているためで、株式のマーケットも今日はGDPの発表数字に反応していました。
 発表されたのは今年4~6月のGDP速報値で、実質成長率は前期比0.6%増、年率換算で2.6%と小さくない数値です。物価変動を反映した名目成長率は0.7%増で、年率2.9%。名目成長率のほうが生活実感に近いとされるのですが、これが実質成長率を上回っているので、4~6月はデフレ脱却へ向かっているということです。
 名目成長率が年率2.9%は小さな数字とも感じますが、この率が10年続けばGDPは1.3倍ほどになります。我が国の名目GDPはこの20年、500兆円あたりでほとんど増えていないので(むしろ減っている)、2.9%でも大きな成長です。
 GDPを押し上げた大きな要因に個人消費があります。朝日新聞には
「安倍政権の経済政策『アベノミクス』で株価が上がり、株式でもうけた人が消費を引っ張っている」(8月12日夕刊)
 なんてありますが、これはあまりに短絡的な見方。しかし「景気が良くなっているような気がして」消費を増やしている人がいるのは事実でしょう。アベノミクスの3本目の矢はこれからなのに、消費が先行しているわけです。
 最近は株価も低迷し始めている状況。雑誌の記事に煽られて投資を始めた人は、あまり儲かっていないはず。本格的な景気回復と経済成長が達成されるのか。アベノミクスの正念場はこれからです。
 

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2013/08/12

ネコライオン

 恵比寿の東京都写真美術館で「ネコライオン」をみてきました。写真家・岩合光昭の写真展です。「ネコライオン」という動物がいるわけではなく、ネコとライオンの似たようなシーンを並べて展示しているので、ネコライオンです。岩合曰く「ネコは小さなライオンだ。ライオンは大きなネコだ。」とのこと。
 「視」「触」「味」「嗅」「聴」の5つテーマに分けて写真が展示され、それを順番に拝見していると、ネコとライオンは確かに似ています。ネコはその辺にいて、ライオンは基本的には野生の中にしかいないのに、共通なものがあるのが面白い。
 特にネコの仕草、動作、表情などを捉える岩合の写真術はすごいです。どうしてこれほどまでの写真が撮れるのか。ひとつのカットを撮るまでに膨大な時間がかかったに違いありません。
 ネコは不思議な生き物だそうです。会場に展示されていた国立科学博物館の林館長の言葉が印象的です。
「『昼は淑女のように、夜は悪女ように』や『手なずけた自然にひそむ野生』という言葉がにあう動物は、ネコ以外にいないであろう」
 楽しみながら、そしてちょっと考えながら拝見した「ネコライオン」展でした。

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2013/08/11

CFP資格取得までの道のり

 世の中には様々な資格があり、難易度も様々。資格試験に受かるためには何かとお金がかかります。ファイナンシャルプランナー資格(CFP®)を取得するための試験(資格認定試験)に合格しましたが、合格にいたるまでどれくらいお金がかかっているのかを、ちょっと振り返ってみました。
 CFP®資格認定試験を受験するためには、AFP資格認定者でなければいけません。AFP資格認定者になるためには
「協会認定のAFP認定研修の修了かつ、2級FP技能検定(兼AFP資格審査試験)に合格し、日本FP協会に資格認定会員として入会することによって、AFP資格のライセンスが授与される。」(日本FP協会ホームページ)
 と単純ではない道のりです。要は「2級FP技能検定」(国家資格)に合格して、日本FP協会が認めた研修を受けて、日本FP協会に入ると、めでたくAFP認定です。
 私の場合は「2級FP技能検定」の受験通信講座とAFP認定研修を兼ねているものを受講して、試験に合格しました。この費用が約4万円。そしてFP協会の入会金1万円、年会費1万2千円を払って、無事AFPという資格がとれました。
 これでCFP®資格認定試験を受験できることになりました。CFP®の試験は市販の教材はほとんどないので、どこかの資格学校の講座(通信か通学)を使わざるを得ません。この費用が8万円弱かかりました。10万円以上かかる講座が多いのでこれでも安いほうだと思います。更にCFP®試験の受験料が、6科目で26,250円。一括受験なので16%割引になってこの金額。一科目のみの受験だと5,250円です。
 ここまで書いてみて、ずいぶんお金がかかっていることに気づきました。しかし、これだけでは資格認定にはなりません。資格を取得するために必要な研修があります。順調にいって資格が認定されるのは年末あたりです。ファイナンシャルプランナーというだけあって、資格取得までにはそれなりの金額がかかるのは仕方がないのか。元はとれるものなのか。ちょっと心配になってきました。

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2013/08/10

走る距離に拘らないように

 暑いです。今朝、5時過ぎに起きたらすでに気温は29度をこえていました。東京の日中の最高気温の予想は37度。ほんと刺激的な夏です。これだけ暑いのだから、ジョギングをやめておけというささやきをなんとか押さえつけて、どうにか走ってきました。しかし、毎朝の目標10キロまで到達できず、9キロでギブアップです。
 去年の夏はこんなに暑かったか。これだけ暑いと、早朝ランといえども長く走り込むのはきつい。秋からのマラソンシーズンに向けて、暑い夏に鍛えようと思っていても、いささか暑すぎます。ランナー向けの有り難い情報が満載の「ランニングスクール+Q」に「真夏のトレーニングの注意点」があります。これによれば、「夏場は月間走行距離にこだわりすぎないことが大切」とあります。
 走ることだけでなく、プールでの水泳や水中運動、スポーツジムや自宅での筋力トレなど、運動時間を積み重ねることを重視することが重要とのこと。
 ランナーとしては、月間の走行距離にこだわりがちです。「今月は250キロ走った」とか。ランニングだけでなく、運動の総量で考えないといけないようです。特に猛暑のこの時期は、日中の無理なランは体力を無駄に消耗するだけ。割り切ってジムのトレッドミルで走ってもいい。しばらくこの暑さが続くようです。ランニングも控えめにしたほうがようさそうです。

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2013/08/09

クルマ屋さんのお盆休み

 今週末から世間はお盆休みという人も多い。明日は帰省ラッシュ、渋滞のニュースが真夏の風物詩のように流されるのでしょう。お盆の期間にまとまって休みという会社にいた経験がないので、お盆休みという感覚がいまだありません。また遠方に実家がないので、田舎に帰るということもなく、お盆の時期は空いている東京がちょっと楽しいという感じです。
 スーパーマーケット、デパートなどの商業施設はお盆でも営業しています。ここで働いている人は大変だなあと思いますが、スーパーなどはいまや無休が当たり前になっています。お客商売は厳しい。これに対し、クルマ屋さん(車の販売店)はお盆休みがあります。このところちょくちょくクルマ屋さんにいく用事があり、夏期休業があることにちょっと驚いています。
 例えば東京トヨペットでは、明日10日から7日間、東京スバルでは7日から15日まで9日間休み。両社とも今期の販売が好調ですが、ちゃんと夏休みがあります。また外車のBMWはBMW目黒だと12日から15日と短めです。お盆休みにクルマをみたいと思ってもダメですね。クルマの試乗もできませんが、サービス工場も休みなので、お盆休みにドライブしてクルマが調子悪くなったらアウトです。
 もちろんお盆にしっかり休みを取ることはいいことです。しかし、一週間以上も店舗を休業にするのはいまの時代には合っていない感があります。恐らく昔からの商習慣をそのまま継続しているからでしょう。まあ、クルマを今すぐ買いたいという人は少ないでしょうから、夏期休業も問題ないのか。日本人は働き過ぎなのか、そうではないのか。時々わからなくなります。

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2013/08/08

相続税が大変になるそうです

 ファイナンシャルプランナー(CFP®)の試験は6課目あり、そのひとつに「相続・事業承継設計」があります。そのため、試験勉強を通して、相続のことにすこしだけ詳しくなりました。とは言っても、相続で法律的に遺産をどのように分けるかを知っているくらいですが。
 税制改正によって2015年から相続税が変わります。マスメディアはかなり前から大騒ぎして、課税対象者が増えると脅かしています。税金の増税というお金にかかわる話なので、知っているのと知らないのとは大違いという主旨で、雑誌は繰り返し特集を組んできます。今週号の『週刊ダイヤモンド』でも「相続税の落ちし穴」と題して、特集です。ダイヤモンドは2月にも相続税の特集をやっていますが、今号は更に本腰を入れた内容です。ダイヤモンド曰く「相続税対策は今年が最後のチャンス」だとか。
 ファイナンシャルプランナー見習いとしては、読んでおかねばと買ってきました。記事をざっと読みましたが、相続に関することはほぼ網羅されていて、なかなかな内容です。相続税対策は、様々なメニューがありますが、ダイヤモンドではわかりやすくまとめられています。ただ、それぞれ事情がことなるので、どの対策をとればいいかは、専門家(税理士、ファイナンシャルプランナーなど)のアドバイスを受けるほうがいいでしょう。
 土地の価格が高い首都圏では、相続税を払う人が増えると言われています。確かに事前の対策は効果があります。しかし、対策をしようにも、肝心の資産を持っている人が納得しないというのが、相続の難しい点です。お金を持っている老人は頑固です。いくら資産があるのかさえ、子供に明かさなかったりします。これでは事前の対策を打ちようがない。
 相続税そのものがない国もあります。どうして相続税を払わなければいけないのか。相続税の意味は何なのか。考え出すときりがありません。
 

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2013/08/07

コレクターとミュージアムの間

 昨日の記事で東京のコレクターから盗まれたルノアールが、英国で落札されたことを書きました。日本にも有名作家の作品を所蔵しているコレクターがいるのだと改めて認識。ルノアールなど歴史的に評価の確立した画家の作品を購入するにはお金がたくさん要りますが、現代美術であれば、富裕層な人でなくても購入できます。
 東京オペラシティアートギャラリーで開催中の「アートがあれば Ⅱ」をみてきました。9人のコレクターが所蔵している作品を展示する企画展です。美術館としては珍しい企画といっていいでしょう。Ⅱとなっているのは2004年に「アートがあれば」を開催しているから。その後10年ほどでコレクションのあり方が変わっていることを踏まえ、コレクターの作品からアートの魅力を探ろうというものです。
 出展しているコレクターは実名は伏せられていて、イニシャルのみでが公開されています(1人はイニシャルも非公開)。出展者のプロフィールによると年齢は30代から60代まで。職業は会社員、主婦もいて出展者は普通の人(?)らしい。
 しかし、展示されている作品はバラエティーに富みます。油彩、写真、オブジェ、ビデオアート、インスタレーションなど刺激的なものがたくさん。みていると、あたかも「東京都現代美術館の常設展示室」にいるような気になりました。どのコレクターも所蔵品の質が高い。
 個人コレクターの所蔵品が作品の核になっている美術館も多い。歴史的にみれば、ミュージアムと個人コレクターの関係は深いものあります。しかし、現在の日本では、コレクターとミュージアムの間には距離があるような気がしているのは、私だけでしょうか。本展をみて感じたのは、この国のコレクターのレベルの高さです。アートコレクションとミュージアムがもっと有機的な関係を作れれば、いまよりもアートを身近にできる環境ができるのではないか。そんなことを思わせてくれた刺激的な企画展でした。

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2013/08/06

盗難ルノワールがサザビーズで落札

「ギャラリーフェイク」に出てきそうな驚きのニュースです。2000年に日本で盗まれたルノワールの油絵が今年2月、英国のサザビーズによる競売に出品され、約105万ポンド(約1億5千万円)で落札されていたことが、明らかになりました。落札されたのは1903年にルノワールが知人の画家の妻を描いた「マダム・ヴァルタ」。
 日経新聞の報道によれば、東京都世田谷区の住宅から盗まれたもので、「シャガールの油絵『花束』や日本画家の故平山郁夫氏の『法隆寺の塔』など5点とともになくなっているのに気付いた」(日経新聞 8月5日)ということ。すごいコレクターですね。
 しかし、盗難品はどうしてサザビーズの競売にかかったのか。サザビーズは、顧客情報は極秘として出品者や落札者を明らかにしておらず、「(出品時の)調査では出品者は正当な持ち主で、保証もあった」と回答。ルノワールの絵画を盗んで、それを売却して(今のところ)逃げてしまっている怪盗は誰なのか。
 記事によれば、「英国では国際刑事警察機構(ICPO)などと協力し、盗難美術品のデータベースを民間会社が運営」していますが、データベースにはこの「マダム・ヴァルタ」はなかったといいます。日本からデータベースへの登録はわずか約30点のみで、この絵画は登録されていなかったようです。このデータベースは「世界最大とされる同社に蓄積された美術品の盗難情報は約27万点。ルノワール作品だけでも約400点が登録される」(日経新聞)とのこと。盗まれたルノワールが400点もあるなんて驚きです。
 ルノワールを取り戻すことは、かなり難しいようです。残念です。
 

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2013/08/05

NISAという制度

 愛称NISA、正式には少額投資非課税制度が来年1月から始まるので、金融各社は顧客の獲得を展開しています。申込は10月開始ですが、投資家の関心は高いようで、日経ヴェリダス今週号(282号)の記事によれば、開設予約は200万件を突破したそうです。政府は2020年までにNISAの投資残高目標を25兆円としています。
 日経ヴェリダスでは「NISA もう迷わない」と題し、主要22社の比較をしています。そもそも、NISAなるものは何か。年100万円までの上場株式や株式投資信託などの投資で、値上がり益、配当が5年間非課税になる口座のこと。株売却益や配当は今年いっぱいは10%の税金ですが、これが来年から20%になります。これを引き替えにNISAが出来たということでしょうか。
 NISAのことをよく理解していなかったので、つい最近までどの金融機関でも同じだと思っていました。実はNISAで取引できる金融商品が金融機関によって異なります。国内の株式はどこでもOKですが、不動産に投資するREITは銀行はほとんど扱っていません。要は通常の取引で扱っていない商品は、NISAでも扱えないということでしょう。既に証券会社で取引をしている人は理解できるでしょうが、NISAを機に投資を始めようという人は注意する必要があります。
 またNISAの最大のメリットは言うまでもなく利益の非課税。しかし、利益がでれば嬉しいですが、損失がでることもあります、NISAでは損失はなかったもの(つまりゼロ)とされます。株、投資信託などで一般の取引をする場合は損益通算ができます。損失分を利益から差し引きができ、課税金額を減らせます。NISAはこれができない。
 NISAだけで完結するのであれば、損益通算は必要なく、利益も非課税です。しかし年100万以上の投資をしたくなったらどうするか。このあたりは、使い方をよく考えなければいけません。
 NISAで投資人口はどこまで拡大するのか。投資はリスクを伴います。非課税という甘い制度に惑わされないで、しっかり選ぶことが大切でしょう。

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2013/08/04

結局いつものランニングシューズ

 毎朝のジョギングで履いているシューズがそろそろ寿命。2足を履き替えているのですが、一足は考えてみるともう11ヶ月ほど使っているので、ソールの一部がかなりすり減ってきました。このところあまり長い距離は走っていませんが、それでも月に250キロは超えているので、シューズもそれなりに減ります。
 追い込んだ練習をしないときは、もっぱら重さのあるランニングシューズを履いてきました。最近はアシックスの「NEW YORK-SW」を愛用していたのですが、重いシューズもちょっと負担感があります。そこで、少し軽いシューズにしようと渋谷のアートスポーツに行ってみました。
 店員さんは何故かブルックスのシューズをすすめます。聞き慣れないブランド名ですが、アメリカでは人気のランニングシューズのようです。独自の考えで作られていて、なかなか魅力的ではあります。しかし、安くはありません。
 最終的にバーゲンになっていたアシックスのFEATHER FINE 2 WIDEを購入。春夏ということで型落ちなので、かなり安くなっていました。いつもアシックスのシューズを履いているので、たまには他のメーカーに浮気しようとも思うのですが、結局アシックスになってしまいます。ランニングシューズはランナーにとっていちばん大きな出費です。履きつぶすとは言っても、1000キロくらいは走るわけですから、安易には選べません。
 しかし、連日の猛暑。ランナーにとっては辛い季節です。この暑さ、いつまで続くんだろう。

Feather_fine2_wide


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2013/08/03

ご当地ナンバーの不思議

 クルマのご当地ナンバーに新に10の地域が加わります。導入が決まったのは岩手県の「盛岡」「平泉」、福島県の「郡山」、群馬県の「前橋」、埼玉県の「川口」「越谷」、東京都の「杉並」「世田谷」、愛知県の「春日井」、鹿児島県の「奄美」。これだけみると、地域が偏っていることに気づきます。岩手県、埼玉県、東京都は2つのご当地が入っています。
 そもそも、ククルマのご当地ナンバーはどのような基準で選ばれるのか。国交省が発表している「ご当地ナンバー(第2弾)導入要綱」によれば、
① 地域特性や経済圏等に関して、他の地域と区分された一定のまとまりのある地域であり、一般に広く認知された地域であること。また、原則として、単独の市町村(特別区を含む。以下同じ。)ではなく、複数の市町村の集合体であること。
② 対象地域内の登録自動車数が10万台を超えていること(対象地域の全部が離島である場合は、これに準ずる規模の台数であること。)。
③ 対象地域において、地域住民の具体的なニーズがあること。
(あと3つありますが、略)
 などがあげられています。
「複数の市町村の集合体」という条件があります。世田谷、杉並、川口、越谷は単独の行政区で、複数の市町村ではありません。条件に合致していないのに、どうして認められているのか。疑問です。
 例えば、世田谷。我が家の隣の区ですが、「品川」ナンバー地区です。その昔、バブリーな時代にはわざわざいろんな手を使って品川ナンバーをとることがありました。東京23区では「品川」「足立」「練馬」の3つがあり、ナンバーを選べないため、ナンバーへの愛着度が異なっていたりします。
 住民票、車庫が規定通り世田谷区にあれば、「世田谷」ナンバーになるわけですが、これは品川と世田谷の選択制ではありません。制度が正式に導入された以降に車の登録をすれば、すべて世田谷ナンバーになるわけです。どうなんでしょうね。狭い地域に限定されたナンバーをつけることにほとんど意味を感じません。たとえば「目黒」ナンバーとか付けたいと思わない。
 ご当地ナンバーは地域名へのこだわり、優越感などいろんな思いが反映された産物ですが、その効果は何なのか。導入にかかる経費は当然税金なので、効果を明確にして欲しいです。曖昧なままでは、いづれ「困った制度」になってしまうでしょう。

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2013/08/02

紙をかたちにする展示

 アートを造り上げる素材を様々な切り口で展示する企画展をいくつも企画してきた目黒美術館。現在開催されている「PAPER ‐紙と私の新しいかたち‐展」では素材としての紙に焦点をあて、新たなアートを提示する企画展です。
 紙は日常常に手に取ったり、触れたりするいわば空気のような存在です。紙に絵を描くことは多くの人が行うことですが、紙そのもので何かを表現することをすることは、あまりありません。本展をみて、紙でのかたちには様々な表現があるものだと、再認識しました。展示されているのは3人+3組のアーティストによる紙を表現した作品。古書を素材にしたインスタレーション、紙の模型、紙の地球儀などそれぞれメッセージと楽しさが同居した紙の作品です。
 紙で構成された作品を目の前にすると、何故か落ち着きます。馴染みのある素材だからでしょうか。身構えて鑑賞sるということにはなりません。新鮮な発見です。
 目黒区美術館では1990年に開催した「PAPIER:紙物語-美しく繊細な造形」を開催し、それ以来の紙をテーマにした企画展です。意欲的な企画展だと思います(いささか地味ではありますが)。この企画からあらたなアートが生まれることを期待しています。


「PAPER ‐紙と私の新しいかたち‐展」

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2013/08/01

ヘブンリーブル-、そして天上の青

 先月の入谷朝顔市で買ってきた朝顔2鉢。ひとつは団十郎など大振りの朝顔がいくつも毎朝咲いて、夏を感じさせてくれます。もうひとつは西洋朝顔のヘブンリーブルーですが、これは2日にひとつ咲く感じで、いまのところ地味な存在。朝顔なんですが、花が開くのは昼頃で、夕方には萎んでしまいます。

 Photo

 ヘブンリーブルーはこんな朝顔なのかな、とネットで調べてみると見頃のなるのは8月の下旬以降のようです。「サカタのタネ」のサイトによれば
「さわやかな空色の花は短日開花性により暖かい地域で8月以降から霜のころまで咲き続けます」
 とあり、初冬まで咲くようです。
 ヘブンリーブルーは天上の青ともいわれます。曾野綾子の『天上の青』はこの朝顔が象徴的に使われている大久保清事件を題材にした犯罪小説です。その作品の中でも、犯罪をテーマにした珍しい作品でもあります。ヘブンリーブルーという朝顔をみると、この小説を思い起こします。しかし、残念ながらこの小説、文庫本(新潮文庫)は絶版。古本しか手に入れる方法はありません(このような作品こそ電子化して欲しいと思います)。
 Heavenly Blue、天上の青。この上なく素敵な響きをもった花です。見頃になるのが楽しみです。

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