ELVIS at STAX
エルヴィス・プレスリーの命日8月16日には、アルバムがリリースされます。没してから36年が経つのに、いまだ新企画ものが出てくるのが、ファンとしても驚きです。今年は「Elvis At Stax」が出されました。1973年にメンフィスのスタックス(Stax) スタジオでの一連のレコーディングを、アウトテイクを含めて編まれたアルバムです。
このアルバム、米国ではCD1枚のアルバムと3枚組のDeluxe Editionの2種類がありますが、日本では3枚組の「エルヴィス・アット・スタックス・デラックス・エディション」のみのリリース。日本盤には解説、英文ライナー、歌詞と対訳を収めた冊子が付きます。
先月、InterFMの「Barakan Morning」で音楽評論家の萩原健太が代役をつとめたとき、エルヴィスの曲をリクエストしたときオンエアしてくれたのが、このアルバムに収録されている「グッド・タイム・チャーリー」でした。28年に及ぶエルヴィスのシンガーとしてのキャリアで、このスタックススタジオでのセッションは充実し、素晴らしい曲を生み出しました。
アルバムではアウトテイクをCD1.5枚、公式にリリースされた完成テイクを1.5枚ずつ収めています。完成テイクはレコーディングに後から楽器、コーラスなどがダビングされていて、生な歌声は薄められています。これに対し、アウトテイクは未完成ながら、レアなエルヴィスサウンドが聴け、ファンにとっては嬉しい限りです。
このスタックススタジオでのセッションから生まれたレコードを買ったのは、高校生のころ。家のステレオで何十回も聴きました。その日から40年。いまだエルヴィスの新しいアルバムを買って、聴いている自分にあきれますね(笑)。ファン心理とは恐ろしいものです。
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