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2013/07/03

健康保険料の話

 昨日、健康保険料を納付していないのを思い出し、払いにいきました。6月は納税の月で、固定資産税とか、住民税とか出費が痛いのですが、今年は30日が休みのため、7月1日が納期限。健康保険料だけは振替にしていなかったので、すっかり忘れていました。
 昨年秋に勤務していた会社の健康保険の任意継続が終わり、国民健康保険に切り替えになりました。保険料はなかなかな金額です。幸い、めったに病気をしない体なので、健康保険証を使う機会は、2ヶ月に1回の歯医者くらいですから、まさに保険です。
 国民健康保険は市町村がやっているもので、保険料は一律ではありません。住民税は一律なのに、健康保険料は異なるのは何故でしょう。先週6月30日の日経新聞に「国保広域化に格差の壁」という記事によれば、「最も安い沖縄県伊平屋村が3万7781円だったのに対し、最高の北海道猿払村は15万9030円と4.2倍の開きがあった」とあります。
 健康保険料は原則前年度の所得により計算されるので、住民の所得が多いと保険料は高くなります。しかし保険料が違っても受けられるサービスは同じです。70歳未満であれば治療にかかった医療費の3割負担というのは、保険料の高低にかかわらず変わらない。ここは健康保険料制度の不思議なところです。
 保険料の計算方法も自治体によって微妙に違います。地元目黒区の介護保険料は算定基礎額(平成24年中の総所得金額等から基礎控除額(33万円)を差し引いた金額)の1.36%。これがお隣の大田区は1.62%、墨田区は1.76%とばらばらです。
 日経の記事によれば、2011年度は「全体の8%にあたる146市町村の実質収支が赤字だった」とのこと。健康保険とういう制度も検討が求められています。

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