ポップスの楽しみ
毎朝、聴いているinterFMの「barakan morning」。今週はバラカンさんがお休みで、かわりに萩原健太がパーソナリティをつとめています。音楽評論家だと思い込んでいた萩原氏は、ディスクジョッキー、作曲家、プロデューサー、ミュージシャン多才なことをウキペディアで知りました。
barakan morningはピーター・バラカンの趣味性が強く反映された番組で、オンエアされる曲も主張がはっきりした曲が多い。この理由があるから、この曲を選びましたというポリシーが貫かれています。3時間の番組ですが、全部の時間帯をお付き合いするのはちょっときつい。
それに対し、萩原健太の選曲はこれぞポップスというもので、音楽を素直に楽しめます。番組ではリスナーから「ピーターさんが絶対かけてくれないので、萩原さんにリクエストします」というものが多く、面白いです。今朝の番組中に萩原氏は「ほとんどリクエスト曲だけをかけています」とおっしゃっていました。パーソナリティが変わるだけで、リクエスト曲まで変わるものなんですね。
萩原健太はエルヴィスマニアとしても有名です。いくつかのアルバムでライナーを書いています。そこで、バラカンさんならかけないだろうエルヴィスの曲をリクエストしてみたら、昨日オンエアしてくれました。リクエストは「1973年以後のスタジオセッションでお願いします」としました。ファンでしか理解できない要求ですが、萩原氏は見事にこたえてくれました。
オンエアされたのはGOOD TIME CHARLIE'S GOT THE BLUESという曲。アルバム「GOOD TIMES」のB面最後の曲です(いまはB面なんてないですね)。萩原氏はきっと自分のコレクションから持参したんだろうな、と思います。
若い頃はポップスばかり聴いていました。洋楽が全盛の頃です。ベストヒットUSAも欠かさず見ていました。しかし、いつの間にかポップスから離れていました。萩原氏の選曲で懐かしい名曲をいくつも聴いていて、ポップスの楽しさを思い出しました。
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