土地価格の不思議
土地の値段はどうやって決まるのか。素人にはよくわかりません。昨日、路線価が発表されました。2013年分は「全国平均で前年比1.8%下落となった。4年連続で下落幅が縮まり、大都市圏を中心に地価の底入れ感を示した」(日経新聞)とのこと。下がってはいるが、そろそろ下げ止まりかな、という感じです。
路線価というのは相続税の資産算出の基準となる土地の価格ですから、土地をたくさん持っている人には気になりますが、土地を持っていない人には関係のない話。路線価日本一は東京・銀座「鳩居堂」前の銀座中央通りは、前1平方メートル当たり2152万円だった。現実感のない数字ですが、「はがき1枚の面積で計算すると約31万8千円。新聞紙1枚では約948万9千円」(MSN産経ニュース)と換算されると、その巨額さがわかります。
昨日は日銀短観が2011年9月調査以来、7四半期ぶりにプラスに転じるというニュースが報じられました。それを受け、NHK夜7時のニュースでは不動産投資が活発になっている状況を報じていました。今朝の日経新聞にはいくつか不動産投資の広告が掲載されていました。
景気がよくなっている感じだけがある現在、不動産投資に興味を持つ人が増えているようですが、ちょっと危ないなと思いました。土地、建物の価格ほどわかりにくいものはありません。株価より不明確でしょう。その不動産に投資することのリスクは低くありません。不労所得が得られる不動産経営ですが、楽して儲ける話はありません。気をつけましょう。
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