新しい歌舞伎座
歌舞伎座に行ってきました。やっとチケットがとれたので、「七月花形歌舞伎」の加賀見山再岩藤を見てきました。実は母親のお伴なんですが。開場時間の少し前に店が並ぶ地下1階のフロアーにつくと、かなりの人です。着物で着飾った女性も目立ちます。
館内に入ると、そこは歌舞伎座ワールド。モダンな設計を予想していたのですが、極めてオーソドックスなつくりです。当然ですが、国立劇場のように広くなく、歌舞伎の専用劇場としてはこのくらいがほどよいスペースなのでしょう。
歌舞伎座は三菱地所設計と隈研吾の共同設計です。隈研吾といえば、根津美術館、サントリー美術館の設計が思い浮かびます。伝統に敬意を払いながらも、今の時代における和を表現した建築をつくる技は、隈研吾が第一人者ではないでしょうか。歌舞伎座の席に座ってみて、落ち着く感覚は、サントリー美術館、根津美術館にいる感覚と同じです。まさに隈研吾の建築です。
観覧料が高いのでめったに行けませんが、なんとか年に1回くらいはいきたいものです。いい体験をしました。
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