間違いだらけの車選び
所有しているクルマが来月車検です。息子が生まれた翌年に買ったクルマで、その息子が大学生になってしまい、所有歴21年になろうとしています。先月にはスピードメーターが壊れ、交換するなどそろそろお役ご免にしてもいいかな、と思い始めています。
20年ほど前、まだ若かったころは毎月NAVIを愛読していました。「エンスー」なる言葉を流行らせたマニア的クルマ雑誌です。外車など買えなかったのですが、憧れるように読んでいた記憶があります。
時は流れ、今はクルマの流行にはまったく疎くなってしまいました。街を走るクルマをみていると、車種がわかるのかプリウスくらいという状態です。かなり売れているらしいポルシェカイエンという高級車も最近しりました。
この頃のクルマ事情はどんなものなのか。それを知りたくなり『間違いだらけのクルマ選び』を読んでみました。この本、古い方はご存じでしょうが、徳大寺有常の代表的な著書です。毎年年度版で刊行されていましたが、2004年を最後に刊行を中止。しかし、一昨年2012年度版を島下泰久との共著で再刊行し、いまは2013年度版が最新です。
この本もかつて毎年買っていました。久しぶりに読みましたが、内容は相変わらずの辛口批評です。この頃のクルマ動向に疎い私にとっては、とてもいい参考書です。本書で著者が書いていますが、最近の日本車は全体的にいえば、魅力溢れるクルマは少ない。本書で指摘されている性能については、技術的なことは詳しくないのでわからないのですが、少なくともデザインはヨーロッパ車に比べて、ほんとつまらない。東京の街には輸入車が溢れているのは、納得できるところがあります。でもわざわざ高い輸入車買わなくてもいいのに、と思ったりします。
いま、クルマを持つことはどのような意味を持つのか。そもそもクルマは必要なのか。いろいろ考えるこの頃です。
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