投資詐欺という闇
昨日のニュースですが、投資詐欺容疑グループが逮捕されました。
「警視庁など26都道府県警の合同捜査本部は10日、埼玉県川口市の職業不詳、新井寿之容疑者(31)ら17~52歳の男女計34人を詐欺容疑で逮捕した。同庁などは同日、東京都内のビルにあった拠点など全国99カ所の関係先を家宅捜索した」(7月11日日経新聞)
これだけの人数が一斉に逮捕されるのは過去最大規模だとか。
容疑の内容は、主に高齢者をターゲットに投資を持ちかけての詐欺で、約1100件で被害総額は少なくとも約25億7100万円に上ると伝えられています。
詐欺事件は昔から繰り返し起きています。しかし、高齢化が進むにつれ、振込詐欺はもちろん、投資話など様々な詐欺で、老後マネーが狙われる事件が増えているように感じます。『週刊ダイヤモンド』の最新号では「狙われる老後のカネ」をテーマに特集が組まれています。記事にあるデータによれば、60歳以上の平均貯蓄は2000万円以上。1兆5千億円といわれる個人資産の6割を高齢者マネーが占めています。その潤沢な貯蓄が狙われるのは、しかたのないことです。
記事では「もうけ話の甘い罠」として、「投資信託」「保険」「海外投資」「マンション・アパート投資」を取り上げ、危ない点を指摘しています。「うまい話には裏がある。甘いもうけ話はまず疑ってかかろう」とありますが、まさしくその通りです。
騙すやつがいちばん悪いのはもちろん。しかしどんなに取り締まっても詐欺師はいなくなりません。自分のお金は自分で守るしかありません。
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