マラソンは意外に早く死ぬとか
気温が高くなってきて、日中のジョギングがきつい時期になりつつあります。昨日、炎天下15キロを走るだけでぐったり疲れました。夏場のジョギングは、気をつけないと体を壊します。ランナーに警鐘を鳴らすためか、週刊新潮の今週号では「『マラソン』は意外に早く死ぬ!」という記事が載り、読んでみました。
記事では、来月刊行の英国の医学誌『ハート』に掲載されたランニングについての報告を引用しています。曰く
「過度なスピードで、過度に長い距離を、過度な年数走ると、人生のゴールに向けての歩が早まるかもしれない」
とのこと。具体的には5万2000人を30年間に渡り調査した結果として
「ランニングをする人のうち、週に20~25マイル(32~40キロ)以上走る人は、そうでないランナーに比べて、死亡率が高かった」
と報告しています。最近は週に60キロ以上ジョグしている私は、かなりまずそうです。
また別な研究によれば
「時速8マイル(約13キロ)以上のスピードで走る人は死亡率の改善が見られず、ゆっくり走るランナーは死亡率が大幅に低かった」
といいます。時速13キロというのは、1キロ4分37秒くらいのペース。インターバルトレーニングはこれ以上のペースで走っている私は、これもまずい。
この英国医学誌『ハート』のレポートだけでは記事にならないので、日本の専門家の主張も掲載しています。信州大学医学部の池田宇一教授の話が引用されています。内容は運動中の突然死について。
「運動中に突然死しした645件のケースを調査したところ、39歳以下の人ではランニング中が114件とダントツに多かった」
といいます。このデータには少し驚きますが、ただし調査をしたのが84年~89年と、もう30年近くも前。説得力があまりありません。
要はランニングがハードで心臓に重い負担をかける、ということらしいです。この主張に沿って、何人かの専門家の主張で記事が構成されています。
週刊新潮らしい斜に構えた記事です。マラソンランナーだけが早死にするということは、俄に信じられません。こんな記事など気にしないで走るランナーが大半でしょう。「ランナーズ」あたりで反論の記事を企画して欲しいところです。
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