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2013/07/24

CFP試験の勉強法

 CFP試験に合格したわけですが、世の中に数ある資格試験の中ではマイナーな試験です。ファイナンシャルプランナー(FP)という資格は知られていて、通信講座のユーキャンでは人気講座の第5位だったりします。しかしここでのファイナンシャルプランナー(FP)というのは、「3級FP技能士」もしくは「2級FP技能士」のことで、これは国家資格で、ユーキャンの他にも通信講座、通学講座がたくさんあります。
 しかし、民間資格のAFP、CFPをどのように資格を取るのかの情報は少ない。CFPは国際規格の資格、つまり海外から来た資格ですが、AFPという資格は日本独自のもので、資格試験はありません。FP協会サイトによれば「3級FP技能検定に合格された方は、AFP認定研修の修了と2級FP技能検定に合格することにより、AFP認定者になることができます」とあります。要は国家資格の2級FP技能士を取り、指定された研修(いくつかの民間教育機関がやっています)を受ければ、資格が与えられます。
 AFPの上位資格であるCFP(Certified Financial Planner)は「CFP®資格審査試験」を受け、合格したら研修、実務経験など所定の条件をクリアすると、資格が与えられます。問題はこの「CFP®資格審査試験」についての情報が少ないことです。
 課目ごとの合格率は公表されていて35%前後で大きな変化はありません。しかし試験の最低点は非公開です。また試験は各課目50問ですが、配点は非公開です。公式な試験情報は試験主催者の日本FP協会から販売されている解説付きの過去問題だけです。試験問題は持ちかえれないので、自己採点もできず、受験者は約1ヶ月後の結果発表を待つことしかできません。
 教育機関が行っている試験講座は大原、TAC、LEC、FPK研修センターなどがありますが、講義映像を含むものだと10万円を大きく超える金額で、決して安いとは言えません。恐らく受験生が多くないので、講座の金額も高いのではと推測しています。CFP試験の受験者は1回の試験で6000~8000人くらい。年2回試験がありますが、延べ2万人にも達しないレベルです。たとえばFPと関連性の高い宅建の試験は、年1回の試験に20万人以上の受験者があるので、その10分の1規模です。
 こんな状況から、「CFP®資格審査試験」は受験に対する情報が乏しい。とあるFP研修のときに、CFP試験の合格者に勉強方法をお訊きしたら「結局、過去問でした」とのことでした。世の中のメジャーな資格試験(宅建、社労士、行政書士など)のように情報がありすぎるのも、選択が手間ですが、情報がなさすぎるのもちょっと大変。まあ、自分なりに勉強法を作っていく楽しさはありますが、できれば効率的にやりたいところ。資格試験もいろいろあるものです。

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