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2013/06/02

あるスポーツクラブの系譜

 5年ほど通っていたスポーツクラブを先月末で退会しました。大きな不満もないのですが、ちょっと気分転換に別なところでトレーニングをしようかと考えてのことです。高い会費を払って体を動かしにいくもの、無駄と言えば無駄。うちの近くには公立の施設もあるし、そこを使ってもいいかもと思案中。
 長らく通っていたスポーツクラブは今はコナミスポーツ。今は、というのはかつてはスポーツプレックスという名前でした。スポーツプレックスというスポーツクラブはウキペディアによれば、独立系のスポーツクラブとして運営されていましたが、2004年に東京電力が大半の株を取得し、子会社化。その後、2008年にコナミに東電が株を売却し、コナミスポーツになったそうです。東京電力もかつてはスポーツクラブを運営するほどの余裕があったというわけですね。
 このスポーツプレックスの自由が丘店に入会したのですが、以前はデパートの三越が運営しているスポーツクラブでした(正しい屋号は覚えていません)。その時期、転勤で東京にいないことが多かったので、正確なことはわかりませんが、入会金など高額だったともききました。三越も今や、スポーツクラブをやっている余裕はなさそうです。
 歴史はここまでさかのぼれるのですが、あるとき更に驚く事実を知りました。ロッカールームで着替えていたら、ある高年齢のお二人の会話。
「今月で駐車場の優待がなくなってしまうんだよ」
「三越のときに会費、たくさんはらったんですな」
「いや、私は伊勢丹のときからだから。あの頃、会費とかいくらくらいだったかな」
 伊勢丹? しばらくして「伊勢丹スポーツクラブ」のことだと思い至りました。かつて目黒通り沿いに伊勢丹が運営しているスポーツクラブがありました。高級スポーツクラブとの噂でした。田中康夫の『なんとなく、クリスタル』に確か登場していた記憶があります。いつ頃なくなったのか。それさえも記憶にありません。ここが閉店したときに、三越のスポーツクラブで会員を受け入れたのですね。
 こんな長い歴史をもつクラブなので、会員の方も歴史を感じる方の比率がとても高い。風呂だけ入りにくる優雅なじいさんが何人もいます。人生の奥深さを少しだけ感じさせてくれるスポーツクラブです。

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