ウイングス・オーヴァー・アメリカ
CDといえば、最近はもっぱら古いものばかりをきくことが多いです。そんなオールドな音楽ファン向けなのか、リマスターされた昔の名盤が目につきます。懐かしい作品がいくつもありますが、特に気になった「ウイングス・オーヴァー・アメリカ」をつい買ってしまいました。
ポール・マッカートニーがポール・マッカートニー&ウイングスとして活動していた1976年の全米コンサートのライブ盤です。確かLPレコードを買った記憶がありますが、いまは所在不明。思い切って高価な日本版を購入。LPレコードでは3枚組だったはずですが、CDは2枚。当時は『ウイングス U.S.A. ライヴ!!』というタイトルだったのを、今回オリジナルタイトルでの発売です。
当時のポールはまだ30代前半で、ライブパフォーマンスがエネルギッシュそのもの。艶やかで、澄んだボーカルは最高です。美しいラブバラード「メイビー・アイム・アメイズド」「マイ・ラブ」、ロックする「バンド・オン・ザ・ラン」「ハイ・ハイ・ハイ」そしてビートルズナンバー「ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード」「レディ・マドンナ」までパワフルなライブが楽しめます。もう30年以上も前のことですから懐かしい曲ばかりですが、古さは感じません。どの作品もレベルが高い。 日本版を買ったので、曲名が邦題で記載されていて、これがなかなか面白い。例えば「あの娘におせっかい」(Listen To What The Man Said)「幸せのノック」(Let 'Em In)「心のラヴ・ソング」(Silly Love Songs)と、洒落た邦題です。今だったらこんなタイトル付けないでしょう。
ポール・マッカートニーも来週18日で満71歳。若き日のスーパースターを満喫できる「ウイングス・オーヴァー・アメリカ」です。
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