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2013/05/04

退職金は自分で増やせ

 会社の初めて入った30年以上前、退職後のことなど想像もしませんでしたし、想像もできませんでした。老後の設計なんて考えることもなく、毎月の給料を浪費していました。しかし、最近の新入社員は、入社早々、退職金のことを考えなければいけない人もいるようです。
 昨日の日経新聞に「かわいそうな新人」と題されたコラムがありました。大学生に聞いた話として紹介されているのは、会社の新人研修で確定拠出年金の講座があり、「老後の年金は皆さんの判断で運用してほしいと、冊子を読んでおくようにと渡された。そこには、確定拠出年金が対象とする金融商品」として投資信託、保険商品、定期預金など数十種類が並んでいた、という話です。
 確定拠出年金は導入した会社により扱いは異なりますが、要は退職金制度のひとつです。会社が退職金として用意した原資を、社員が自分で運用する制度。将来の受取額は、個人ごとの運用成果によって変動するわけで、会社からもらった資金が減ってしまう可能性もあるわけです。
 日経新聞の記事にはこうあります。
「新人一同がどよめいたのは、説明した先輩社員にこう言われた時だ。『投資する商品と、その比率を決めて2週間以内に提出してください』。分からない、むちゃな……そんな空気が広がった。後で聞くと、損するのが怖くて、すべて定期預金にした人もいたそうだ」
 投資経験のある人でなければ、2週間で決めることなど難しいでしょう。定期預金が正解です。これから金利上がりそうだし(笑)。
 新入社員の若者に、何十年先の退職金を自分の責任で運用しろ、なんてのは酷な話です。日経にはこう書かれています。
「そのために欠かせないのは、資産運用や投資についての知識を体系的に習得する機会だ。社会人になってからでは遅い。学校教育で金融リテラシーを高め、かわいそうな新人たちを出さないようにしたい」
 アベノミクスで投資熱が高まっていますが、どれほどの人がお金を増やすことができるのか。投資はゼロサムゲームとも言われます。痛い目にあわないためには、まずお金についてしっかり勉強することが大切なのは言うまでもありません。
 

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