週休2日50年
会社勤めをしていないので、週末の休みという意識がほとんどありませんが、多くのビジネスパーソンは、週末が楽しみでしょう。私もかつてそうでした。昨日の朝日新聞夕刊に「週休2日 時代映し50年」という記事がありました。昨日4月6日は、1963年に三菱電機が土曜を休みに切り替え。大手企業が週休2日を始めた日。その日から50年が経ちました。
記事によれば週休2日の先駆者は三菱電機なのに、「『週休2日を始めたのは松下幸之助氏』とのイメージがあるからだ」といいます。スタートは65年4月だが、松下は毎週、週休2日だったといいます。記事には松下幸之助の「「一日教養、一日休養」という言葉を紹介しています。土日を2日とも遊んではダメなんですね。
毎週土日を休む完全週休2日はいつの頃から広まったのでしょう。30年以上前に入った最初の会社は、土曜出勤の日もかなりありました。土曜は午前中勤務のいわゆる半ドンでした。最初は営業だったので、出勤の日は、午前中ちょっと仕事をして、午後は遊びにいくという快楽がありました。周りの人は麻雀をやりにいってましたね。
91年に転職した会社でも、完全週休2日ではありませんでした。月ごとに勤務体系が違っていて、全部土曜が休みの月と、隔週で土曜日出勤の月がありました。土曜出勤の時は、半ドンではなくフルタイムでした。その会社もいつの頃か完全週休2日になりました。
しかし、完全週休2日の会社は多くはありません。記事によれば「厚生労働省の調べでは、『完全週休2日制』を導入ずみの企業は2012年で約45%」といいます。完全週休2日を導入しているのは大企業が中心なのでしょう。しかし、流通業などでは週末は休みではありません。それどころかほとんど休みがない店(大手スーパーとか)も少なくありません。デパートも昔に比べれば、休みの日は減りました。大きな会社でも週休2日どころではないところもありそうです。
日本人は働き過ぎなのか。それともそうではないのか。単純に答えのでることではありません。企業に使われる企業人でない働き方ができるといいのですが、理想なのかもしれません。
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