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2013/03/31

出版社の金融コンサルティング

 出版産業は衰退産業と言われて久しいですが、最近の出版社は様々な戦略を練っています。古巣の学研は高齢者住宅事業を展開し、先日の日経新聞では「学研、高齢者住宅をREITに売却」という記事が掲載されていました。事業収支はともかく出版社という枠を超えた事業です。
 昨日の日経新聞に「無料セミナーのご案内」という折り込みチラシが入ってきました。「大増税時代 企業と自分の資産を守り、次世代に継承したい 企業オーナー、経営者の皆様へ」と書かれています。セミナーは「オーナー社長のための税金ゼロの事業継承」、「オーナー社長の戦略的生命保険活用術」など、社長さんのためのセミナーの告知が並びます。
 これを主催しているのは幻冬舎総合財産コンサルティングです。多くのベストセラーを出している出版社の幻冬舎の関連会社で、主に企業オーナー、経営者の資産運用、事業承継のコンサルティングを行うことを目的としています。本を出し、その読者をコンサルティングに引きこむという戦略でしょう。
 出版社と金融・資産コンサルティングとはいうマッチング。ビジネス、金融系の出版社だとダイヤモンド社、東洋経済新報社あたりが思い浮かびますが、このようなセミナーをやっている気配はありません。ダイヤモンド社だと大企業のマネジメント層対象のセミナーを開催していますが、こと中小企業向けはなさそうです。
 そもそも、日経新聞に折り込みチラシを入れて宣伝するという方法にはちょっと驚きます。朝日新聞には入っていませんでしたから、日経の読者に絞った広告宣伝です。なんらかの市場性が見込んでのセミナー展開と言えます。折しも時代は、税制改革が進行中です。コンサルティングを売り込むタイミングとしては絶好の時期と言えます。幻冬舎という出版社はいいところに目を付けたというべきでしょうか。見城さん、なかなか鋭い感覚をお持ちのようです。今後の動向が気になります。

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