ポール・サイモン「時の流れに」
ポール・サイモンのアルバムを買いました。それもかなり昔の一枚です。先月、アマゾンからメールがきて、アルバム「時の流れに」が出るという知らせです。もう30年以上も前にでたアルバムではありませんか。「レガシー・レコーディング・シリーズ」というシリーズでソニー・ロック名盤100選の一枚で出されたものです。「レコードは持ってるけど、CDはないなあ」と思いつつ、そのままに。
今月になって、ラジオ英会話を聞いていたら[after these years]というフレーズがテキストに。これがトリガーになって買ってしまいました。「時の流れに」のオリジナル・タイトルは「Still Crazy After All These Years」。after these years、すてきな響きです。
思い起こすと、浪人して大学受験が終わった3月に手にしたのがこのアルバムでした。確か、はじめてサイモン&ガーファンクル時代の音楽を乗り越えたソロアルバムと評されたのがこの「時の流れ」だったと記憶しています。当時はサイモン&ガーファンクルのアルバムも持っておらず、エルヴィス・プレスリー一辺倒だったはずなのに、何故ポール・サイモンのアルバムを買ったのか、まったく覚えていません。
ほんとに久しぶりに聴きましたが、いいアルバムです。10代の時にはわからなかっただろうなと思ったりします。タイトルチューンの「Still Crazy After All These Years」は、珠玉のラブソング。それに加えて、サイモン&ガーファンクルのレコーディング曲「My Little Town」は、バリー・ベケットのピアノイントロがいいアップテンポ曲も、何度聴いても飽きない傑作。「恋人と別れる50の方法」は洒落た一曲です。
時は流れても、いいアルバムは、いまでも傑作です。
| 固定リンク | 0
コメント